昭和40年生まれのミュージシャン・知久寿焼が7月19日に、自身が参加する栗コーダカルテット結成20周年記念コンサートを開催する。
知久寿焼(ちく としあき)と名前を聞いて、ピンとこない人もいるかもしれないが、80年代でのバンドブームの時に突如、現れたバンド『たま』のボーカルの人、と言うとわかるのではないだろうか。
知久は、流しの歌手だった叔父の影響を受け、高校在学中にギターの弾き語りを始めた。そして当時のアングラ音楽少年のたまり場であった東京・北千住にあるライブハウス『甚六屋』で石川浩司(写真左の通称「たまのランニング」)と出会い、1984年にバンド『たま』を結成した。知久はそのたまで、ギター、マンドリン、ウクレレを担当し、キノコのような髪型にちゃんちゃんこ(冬季はどてら)・下駄履き・ギターを紐で肩から下げるというスタイルで演奏し、異彩を放っていた。そして長い活動を経て、2003年にバンドを解散してからはソロやさまざまなミュージシャンと共演するなどし、全国各地で音楽活動を続けている。
その知久が、1994年に結成した4人組音楽ユニット・栗コーダカルテットの記念コンサートに出演。知久は、当時、栗コーダカルテットと「知久寿焼と栗コーダカルテット」とコラボレーションしライブハウスデビューをしている。チケットは栗コーダカルテットの結成20周年を記念して20円に設定。コンサートは7月19日、東京・渋谷公会堂(渋谷区宇田川町)で行われる。知久はこの他、現在も全国各地でライブを開催している。ライブスケジュールを公式Webサイトでチェックして足を運んでみてはいかがだろう。
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