ホンダは、独自のスタイリングと新感覚のライディングフィールを追求した、大型バイク『NM4-01(エヌエムフォー ゼロワン)』を4月21日に発売する。
この『NM4-01』は、3月に開催された『第30回 大阪モーターサイクルショー2014』で参考出品車として披露されたものを市販化したもの。近未来とCOOLが開発のテーマに設定され、これまでのモーターサイクルとは一線を画した独自のスタイリングや乗り味を実現している。
フロントデザインは、大胆な面構成と塊感を表現し、フェアリングに埋め込まれたミラーやLEDヘッドライトの採用によって特徴的なシルエットとなっている。また、リアデザインは、テールカウルを絞り込み、200mm幅のワイドタイヤを装着することにより、迫力のある独特のリアビューにされている。
ライダーは、650mmの低いシート高と起立するバックレストによって、車両と一体となるようなポジションになる。このため、独特な視界の広がりが得られるという。
エンジンは、低・中回転域で力強いトルク特性する直列2気筒に、マニュアルトランスミッションを自動変速化したDCTを搭載。走行モードは状況に応じて的確なシフトアップ/ダウンを自動的に行う“ATモード”、シフトスイッチにより任意に変速できる“MTモード”を設定し、ATモードでは、一般走行に適した「Dモード」と、スポーティーな走行に適した「Sモード」が選択できる。
既存のモーターサイクルの枠に当てはまらない大胆な設計は、乗って走れば風景もこれまでと違ったものになるかもしれない。
カラーバリエーションは、マットバリスティックブラックメタリックと、パールグレアホワイトの2色。エンジンは745ccの水冷 4ストローク OHC 4バルブ 二気筒で、最高出力は54PS/6,250rpm、最大トルクは6.9kgm/4,750rpm。サイズは2,380×810×1,170(mm)、車両重量は245kg、シート高は650mm。価格は99万9,000円(消費税8%込み)となっている。