靖国神社参拝から繋がった夜。

いやいや、まったくこのご時世にこのタイトルは問題かな?
そんな窮屈な話でないので、それを期待している方々(?)は
肩の力を抜いてお付き合いください。

昨日は恒例の『浅草秘密基地』の開催日だった。
先週は祝日で、会場のFIGAROが店休のためお休みだった。
1週間空いてしまったから、いつにも増してルンルン気分で出かけたのだが、
残念ながらの雨でご覧の通りの寂しい参加人数となってしまった。
が、それはそれで大動員が目標ではなく
あくまで有意義な議論の機会と位置づけてある基地ゆえ
楽しい時間を過ごすことができた。

バカ話が続く。
なんてったって、次号が酒特集なものだから悪のりが続くのだ。
そんな中で今回も熱いページとなった“俺たちの知らない遠い夏”に話が及んだ。
俺たちはしょせん戦争を知らない子供たちで
極論じみていて恐縮だが明確な方向付けをしたページづくりはできない。
これは雑誌を作る人間としては至極無責任であると常々思い苦しんでいながらも
どんどん高齢になっていかれる経験者たちの声を後世に残したいと思うのも雑誌屋の心である。
加えて、様々な思想フィルターを通して教育を受けてきた俺たちであるから
俺たちなりの意見も醸成したい。
そんな気持ちで連載を開始し、次号でも掲載を予定している。
このブログで8月16日に書いた「靖国神社参拝」に、
教育経験を語り合う会をやろうというコメントが付いた。
大変うれしく、そのことを話題にしたのことも昨日の秘密基地での議論を生んだ要因である。

俺たちの世代はおそらく素直に世の中に接してきた。
親や教育、ブラウン管の中で戦うヒーローに至るまで
自分の中に入れ込む心への情報の選択肢が現代と比べると極端に少なかった。
だから、素直というのは若干語弊があるかもしれないな。
一つ一つの影響が大きかったというのが正解かもしれない。
そんな中で教育の持つ意味はとてつもなく大きかったのだが、
やはり俺たちの受けた社会科の授業はあまりにもおかしかった。
そこから紐解いていき『昭和40年男』から発信していくことは、
大変有意義で重要だとのコンセンサスとなったのだ。
うんうん、これだよね。俺たちが目指しているコミュニケーションは。
稚拙な部分もありながら素直に意見を打ち込み、それに意見をいただき議論を重ねていく。
いいね。

時節柄当然のことながら、ここを起点にして日中問題にも流れていく。
これに関しては今日はふれないが、私見を発信させていただくと
今、俺たち日本人に求められているのは大人の対応だと思う。
たとえば、今日本で働く中国人の方々に、今回の件を重ねないこと。
中国人がすべて同じ意見だと思いこまないこと。
すべてをごちゃ混ぜにせず、国家対国家への議論を深めていくことだと思う。
そうすることを通して、どのような背景や今後の対応を個々に真剣に考え
社会に強くコミットしていくことが肝要だと。
それが発展して、今の政権を選んでしまったことへの責任や
政治に無関心な社会に対して責任をまっとうしていくことに繋がればなおいいなと思っている。

なんて話も昨日の激論には入っていたのさ。
もちろん、9割以上がバカ話だったけどね。

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2件のコメント

  1. 靖国にコメントした本人です。いやあ〜私のコメントがきっかけで浅草秘密基地でそんな話になっていたとは…。やはり教育におかしなフィルターがあると、いつかどこかで決定的な影響を与えるのではないかと危惧しています。是非我々世代なりのメッセージを発信していきましょう。

    • かつては大河ドラマで幕末ものの視聴率が取れなかったとか、やはり思想の中心が今とは違っていたのですね。そのまま如実にあらわれた教育の現場だったということですなあ。いつか議論しましょう。

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