ヨネックスは、自転車の上級モデルフレーム『カーボネックス/CARBONEX』を4月に発売する。
このフレームは、素材にカーボンを使用し、重さ650gという超軽量化を実現している。同社のテニスやバドミントンのラケットなど、カーボン加工技術のノウハウを結集して自転車のフレームを製造、初のスポーツサイクル(自転車)事業となる。
『カーボネックス/CARBONEX』は世界最軽量のロードバイクを目指し、素材を軽量化しても剛性強度を保てる“X-フラーレン”や、ゴムのような弾性と精密な復元性に優れたチタン合金“ゴムメタル”などの素材を採用し、形状も工夫をこらしている。
また、同社のラケット形状理論を用いたことで、剛性を保ちつつ振動に対して適度にしならせながら路面追従性の向上を図っている。これらの技術や新素材により、超軽量でありながら剛性、耐久性、快適性を併せ持つオールカーボンのロードバイクフレームとなった。
製造は国内唯一の自社工場・新潟県長岡市で生産する。カラーは ブラック/オレンジ、サイズはXS、S、M の3種類。詳細なジオメトリは同社ホームページで公開されている。受注生産品で、価格は40万円(税別)となっている。