ウチの会社はバイク関連の雑誌も多く発行していて、けっこうな強みを持っている。そんな僕らの会社が大奮闘する国内最大のバイクイベント『東京モーターサイクルショー』がいよいよ今週末に開催となる。
若かりし日、バイクに憧れを持った昭和40年男は多いだろう。それもそのはず、空前のバイクブームが巻き起こったときと、僕らが免許を取れるようになった頃がピッタリとシンクロするのだ。事故ってケガして停学なんてカッチョいいストーリー(!?)も多くあったが、実際にバイクを持っていたヤツなんかごく一部で、なんともうらやましかった。
バイクブームに火が点き始めた中学時代の僕は、今も存在する『月刊オートバイ』を隅々まで読み込んでは、近い将来の自分のバイク選びに胸を熱くした。当時は人でごった返していて勢いのあった上野のバイク街に出かけては、興奮しながら実車を眺めた。バイクマンガも多くあって、熱に拍車をかけ続けられた。ジャンプで連載されて打ち切りを食らった『街道レーサーGO』の主役を演じた、ヤマハの2ストロークマシン『RZ350』にしびれた。結果的に、僕の高校時代はエレキギターとスタジオ代を捻出するのがやっとで、バイクどころか免許さえ取れなかったのだが、やがて免許とバイクを手に入れたときは、長くて深い憧れが実現した特大の感動があった。
昭和40年男は僕同様に、当時憧れた者やバイクブームに乗っかっていた者が多く、二輪マーケットにおいては大きなボリュームゾーンにもなっている。ちょうど子育てが一段落して、女房も相手にしなくてよくなった俺たちにとって、バイクは最高のおもちゃだ。『昭和40年男』の最新号には、ホンダがバイク広告を入れてることでも、いかに僕ら世代に注目しているかがわかるだろう。
バイクはすべてにおいて当時より格段によくなっているから、少しでも興味があるならぜひイベントをのぞきに来ていただきたい。昭和40年男読者なら僕が会場をご案内しよう。日曜日の13時に会場に展開しているブースの1つ『Love the Earth』に集まってくれ。ちなみにこのブースは、僕が会長を務めている『Love the Earth 実行委員会』によるものなのだ。と、さり気なくPRも入れたりする姑息なヤツだなあ(笑)。みなさん、ぜひお越しください。