最新号は全国で健闘しているのだろうか? 書店・コンビニをのぞいては一喜一憂している日々が続いている。
第2特集『夢、あふれていた俺たちの時代』は、昭和60年を取り上げた。20歳を迎えた年で、きっとオンナの子のことばかり考えていたことでしょう。この特集では、その年に起こった出来事のなかから、昭和40年男的ネタをピックアップして再検証するページを作っている。今回は原田知世ちゃんの『早春物語』、夏バンド・TUBEのデビュー、イッキ飲み、荻野目洋子ちゃんの『ダンシング・ヒーロー』など、昭和40年男が「あったね~」と目を輝かしていただけるネタの数々となっている。そのなかでもっとも多い6ページを使っての記事になったのが、ブルーザー・ブロディの新日本プロレスへの移籍だ。
僕らにとってプロレスは、今回特集した野球同様強い影響を受けたスポーツである。全日派か新日派かなんて会話をよく交わしたもので、猪木と馬場を中心とした日本人人気レスラーとガイジンレスラーの死力を尽くした戦いは、翌日の教室の話題になり、そのまま血気盛んにオトコの子たちの戦いへとエスカレートした。結果、休み時間のプロレス遊びは禁止になったなんて話は、タメ年男たちと盛り上がる共通の思い出だ。強く刻まれたプロレス熱は成長しても冷めることなく、注目し続けた昭和40年男は少なくないだろう。そして昭和60年に起こった衝撃的な出来事が、人気実力ともにガイジンレスラーの頂点にいたブロディの移籍だった。もちろん、期待したのは猪木との対戦で、俺たちは胸をときめかせたのだった。
今回は当時の事情をよく知る『週刊プロレス』の元編集長・ターザン山本さんに話を聞きながら、ブロディの人間像や猪木・馬場との確執を綴った、おもしろいページになった。猪木との格闘シーンの写真もふんだんに使い、迫力も満点だぞ。きっとプロレスファンたちを唸らせることだろう。もうとっくに読んだって? そうだよね、もう発売から1週間以上過ぎたのだから。数少ない、まだ未読の方は今すぐ書店へと急げ!!
長州のマスコミ嫌いがエスカレートした原因の中にブロディとの絡みもあるでしょうね、(たとえ「日本代表」じゃなかったとはいえ・・・)アマレスでオリンピックに出たことをプライドの一つにしていた長州からすれば「マスコミ崩れのブロディに舐められた」という事実は屈辱以外の何者でもないですからね。