先日ここに書いた、海岸清掃イベントを昨日無事に終えた。
2002年に活動開始宣言をして、2003年秋に第1回ミーティングを開催以来、
毎年春と秋に開催して今回で第15回目を迎えた。
(詳しくはコチラをご参照ください)
約800人が集まり、ものすごい量のゴミが集まった。
取材に来てくれた静岡新聞の記者さんは
「こんな人数が集まる海岸清掃は初めて見ました」と、少々興奮気味に取材してくれた。
全国各地から走ってくるのは環境破壊でないか?
イベントと称して発電機を使い、ステージからメッセージを出しているのは本末転倒ではないか?
そもそも趣味でバイクになんか乗っている奴らこそが環境破壊ではないか?
ある意味すべてその通りです。
人間は環境を破壊し続けてきた。
幼い頃の俺たちの記憶には、生活排水と工業排水がジャバジャバと注ぎ込まれた川のにおいや、
煙突から出る黒い煙があり、夏には毎日のように光化学スモッグが発生していた。
東京の空に星座が見えることなどない、川に鮎が登ってくることなどあり得ないことだった。
それが今実現し、もっともっときれいになろうとしている。
それは多くの企業や行政の努力によって実現したことである。
今求められているのは、誰かにまかせるのでなく自分たちがもっともっと動くことだと思う。
その意識やパワーが真の意味での環境保護につながっていくことだろうから。
そこでLove the Earth活動である。
ライダーにとって地球環境は最大の遊び道具であり、愛しているものが多い。
その高い意識を環境へと向けることが、この活動の目的であるのだ。
イベントに来てみんなで力を合わせて、山と積まれたゴミを見たらそれは感動するよ。
海にはどこから運ばれてきたのか、ものすごい量のゴミがある。
拾いながらみんなが思うことは「拾ってきれいにするだけじゃダメだ。出さない努力をしなければ」と。
その意識を自分の生活に持って帰り、実践することが始まるはずだ。
だからである。
俺は、どんなネガティブな声もま〜ったく気にすることなく
このイベントとこの活動に力を注ぎ込んでいる。
ちょっと本線からは外れるが、
バイクはそもそもエコな乗り物だととらえることもできる。
車に比べれば、材料は極端に少なく燃費はものすごく高い。
だが、バイクメーカーはこれを語るとどうしても矛盾やネガティブな声が出るから我慢している。
環境を語ると必ず矛盾が生じてしまう。
だってねえ、それは人間の存在そのものが
環境からの恩恵によるものなんだから、仕方ないじゃないの。
今自分たちにできることに積極的に、
そんなメッセージを昨日も出し続け、イベントを締めくくったのだった。
毎度、風親父です。
昨日のステージイベントのお話、とっても楽しかったですし参考になりました。
実は昔某社の国際A級レーサーと親交が有ったときがあり、8耐に応援に行ったときに普段気楽に話しているのに、とても声をかけることが出来なかった経験が有ります。
ですからサーキットに行ったことが有る人でもレーサーの人は怖い様なイメージを持つ人が多いと思います。
当然ですよね、戦場にいる戦士ですから。
だけど「ラブジ」では一緒にゴミ拾いをして、気軽に話してもらえる事でレースファンの根底を広げ、再活性化につながるのでは・・・。
なんて「小さな事からコツコツと」的な活動ですが、大好きです、来年も頑張って参加したいと思います。
それと、今年の夏は車をほとんど使わずに通勤用のスクーターで買い物を済ませました。
「ラブジ」の精神が少し入ってきた風親父でした。