いやなものですな、これをもらった瞬間てのは。普段は「健康なんざ口にするのは男らしくねえや」なんて大口たたきながら不摂生を重ねているのに、健診前日はいわれたとおりに禁酒してのぞむのだからカワイイものだ。さらに、年に1度この紙っキレをもらった瞬間は、ため息をつきながら神に祈ったりする小市民っぷりだ。さてさて、今年はどんな数字が並んでいるのやらと覚悟を決めて開封してみた。
きっとみなさんも同様だろうが、結果はAからEランクまであって、Cが再検査、Dが精密検査、Eが要治療となっている。一昨年はとんでもない数値が並び、さすがの僕もビックリさせられた。C3と表記される、日常の生活に注意して3ヵ月後に再検査を受けろとの項目がいくつもあったのだ。1年後にまた検査があるのだからと、自分勝手にC12扱いにしてのぞんだ去年は若干ながら改善が見られた。
とくに頑張ったのは一昨年にヤバいと知った血糖値対策で、食事前には牛乳や豆乳を飲んで、しかも野菜から食べ始めるとのススメを実践した。これがよかったのか去年はBに昇格し、ついに今年はAになった。109以下が正常値というところで105だからギリギリではあるが、堂々のAには違いない。コレステロールも血圧もすべてAが並ぶ。いい結果の通信簿をもらった小学生の頃を思い出させるじゃないか。ニヤニヤと喜んでいるのは、前述したとおりの大口ぶりとは180度逆にいるものの、今日くらいはいいだろう。
ネガティブ要素としては、相変わらず尿酸値が高めでC評価一歩手前のBとなり、肝機能については3年連続堂々のCである。だがこれもこの3回ではもっともいい数値で、再検査要求も12ヵ月後とまで改善された。ただ、これに関しては努力ではない。ありがたいことに仕事が増えていて、酒を呑めない日が増した結果だろう。今年に入ってからも呑めない日が多くなっているから、来年はもっといい結果が得られるかもしれない。
むしろ気をつけなくてはならないのが、A評価のなかに潜んでいた。体重が少しずつと、腹囲に至っては年に2センチずつ確実に増えている。同じく体脂肪や肥満度といった数値もそのまま悪化傾向にあるのだ。やはり1に運動2に運動である。この努力は本来嫌いじゃないはずだから、キチンと取り組んで改善を目指したいところだ。まあひとまず、今年は喜んでいい結果だからしばらくの暴飲暴食はOKだろう(笑)。