スマートハートジャパンは、スマートフォンを介して心電図測定データを医療機関に伝送できる、個人用ポータブル心電計『Smartheart(スマートハート)』を発売した。
この製品は、個人向け遠隔医療サポート分野を手がけるイスラエルSHLTelemedicine社の最新技術を基に開発された個人用ポータブル心電計。端末を胸に装着し、Bluetoothを介してスマートフォン(Android/iOS)と接続すると、測定した心電図を専用のアプリで見られるというもの。
欧州でのCEマークを取得のほか、米国のFDA(食品医薬品局)から承認を受けており、日本でも厚生労働省の医療機器承認に基き、販売の許認可を得ているという。
病院で使用している心電計と同じ12誘導(種類)で精度の高い心電図測定を可能にしているだけでなく、スマートフォンなどを介して医療機関に心電図データを伝送することもできる。
有料オプション(月額3,150円で、年間3万7,800円)では、SHL遠隔医療センター(イスラエル)の医療スタッフによるリアルタイムでの心電図データの解析や、そのレポートと所見を十数分以内に受信することも可能だという。
現在の日本の保険医療では、データ伝送した診断時に保険を適用できるかどうかなどが課題とされながらも、コンスタントに計測・記録していく分には便利だろう。
対象環境は、iPhone、iPad、Android全スマートフォン、タブレットなど。女性用、男性用があり、さらに各S/M/L/XLの4サイズのラインナップがある。端末はスマートハートジャパンにて販売され、価格は10万5,000円となっている。