実際のところ、昭和40年男の健康状態はどうなのよ?

健康診断今日は年に1度の健康診断だ。普段から医者にかかることがないせいか、あの病院的な雰囲気は大嫌いだ。写真は去年の検査直前を撮ったもので、もうどうにでもなれと開き直ってふてくされている。血糖値、尿酸値、肝臓、血圧、コレストロールが気になるのは、呑んべえライフを長年続けてきた蓄積で、今さらジタバタしても仕方あるまい。ただ、若干ながらも日常生活に変化が出たのは、あまりにも一昨年の結果がすごかったから。

皆さんが受けている診断はどのようにくだされているのだうか? 僕のところはA〜Eにランク分けされる。Aは問題無しでBが要注意、そしてC以下がダメダメの烙印で、再検査をいつまでに受けろとの指示が明記される。一昨年はCが多く見受けられ、まるで数え役満のような結果だったのだ。再検査勧告は完全に無視したが、このままじゃまずいとささやかな改善を試みて、去年の診断結果に反映されたのは悪い気はしなかった。

僕の周囲のタメ年男たちから、僕の一昨年のようなひどい結果は聞かない。ピンポイントで、たとえば中性脂肪がヤバいとの輩はいるが、数え役満をリーチしている者はゼロだ(笑)。そうそう、取引先の3つ年上で、一緒にちょくちょく痛飲していた方に最近異変が起こった。僕なんかより低い数値なものの肝臓数値にCが出たそうで、律儀に再検査を受け、健康指導とやらを真に受けてしまったらしく禁酒を始めたのだ。先日呑んだ席では「僕はねえ、これで酔っぱらえるようになったんだ」と、ノンアルコールビールを何本も空にしていた。

読者の皆さんはいかがですか? 創刊からずっと健康に関する記事に結構なページを割いている。これは昭和40年男にとって、そろそろ病気の足音が聞こえているからだろうとの気持ちからだ。寄せられる声は「せっかく楽しんで読んでいるんだから、こんな企画で水をさすな」と「すごく参考になる」に大別される。きっと前者は僕のような数え役満か、もしくはなんらか治療中だったり数値異常の方だろう。でも、懲りない男たちで、結局笑っていられるくらいの軽度の方々なのだろうと、なんとなくニュアンスでわかる。僕もまったくそうで、根が真面目な人だったら一昨年の診断表は気絶するほど悩ましい…、じゃなく気絶するほどの驚愕に感じる人もいるかもしれないが、僕に言わせれば運動して、夜中のラーメンをやめて、睡眠をキチンと取ればいいのだ。って、それができないから問題なのだが…。ネチネチと気にするよりは、酒をかっくらって大笑いで過ごしている時間が、健康へ大きく貢献していると信じているからたちが悪い。同じようにすっ飛ばしている連中は多く「コレストロールが怖くて豚骨食えるかっ」とか「どんなことになっても揚げ物はやめない」なんてセリフを吐きながら、豪快に平らげる男たちが僕の周囲には多い。

でもね、本当にもう50歳が目前だ。これまでは健康なんざ口にするのはカッチョ悪いとかほざいていたが、病気になる方がもっとカッチョ悪いと思い始めたのは、ちょこちょこと噂を聞くようになったから。実際に見かけるようにもなってきた。数週間後に出る結果次第で、僕はどうほざいているか。これから検査に出かけるから神妙にしているだけのように思えなくもないが、ともかく大嫌いな場所へといってきます!!

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