米国Ryno Motorsは、電動一輪車『Ryno』を発売し、事前予約分を4月から出荷する。
『Ryno』は、25インチタイヤの電動一輪車で、時速16kmで走る。加速させるにはセグウェイに乗る場合と同じように、体を前に傾ければ前進する。停止は体重を後ろに傾けるか、ハンドブレーキを使用する。
一見不安定なように見える一輪車だが、ジャイロセンサーとモーションセンサーが働き、停止時でも倒れることなく安定して乗車できるという。また、20%までの勾配に対応していて、急な坂道でも登坂する能力がある。
電池は取り外し可能で、12VのDCチャージャーでフル充電に約6時間ほどかかる。1回の充電で約16km(または1時間)連続して最高速度で走ることが可能になっている。また、スマートフォンを充電するための電源もついている。
開発者で同社CEOのクリス・ホフマン氏によると「公園警備やモールのセキュリティガードが使う乗り物としても関心を持たれている」とのこと。海外ではセグウェイのような、歩行者と車両の中間的な用途で注目されているようだ。
バッテリーを外した本体の重さは160ポンド(約72.5kg)。価格は5,295ドル。同社のホームページには、追加の費用を払えば、リチウムイオンバッテリーをアップグレードすることもできるとされている。