今年もボチボチと開催している、毎週月曜日の読者の集い『浅草秘密基地』に、ご覧のとおり美しい女性が来場してくれた。ありがたいこっちゃ。彼女の美貌に引き込まれるように男どもが集い、いつものごとくくだらない話で笑いに包まれ楽しい夜になった。
さて、この美しい彼女はいったい何者なのか。昭和55年に『ボーイハント』でデビューしたアイドル、原めぐみさんだ。どうりできれいなわけだよ。いったんは芸能界から身を引き、事業を展開していたところ、ソニーが2008年にリリースしたコンピアルバム『音壁ジャパン』に、彼女の昭和56年の作品が収録され、これを機にカムバックを果たした。
音壁? 聞き慣れない言葉とクビをかしげている方もいるかもしれないが、そもそもはアメリカの音楽プロデューサー、フィル・スペクターが作り上げたウォール・オブ・サウンド”と呼ばれる、言葉のとおり音を壁のようになるまで重ね録りを繰り返したサウンドのことで、最新号で特集したシティポップでも広く取り入れられている手法だ。音壁アイドルとして活躍していた彼女は、今や音壁の女王に成長して、去年フルアルバムをリリースした。芸能関係の仕事をしている基地の常連さんが「編集長はきっと気に入るはず」と連れてきてくれたそのとおり、楽しいおもちゃ箱のようなアルバムにすっかりやられた。ご本人もスゴく輝きがありながら、誠実そうな人柄を感じさせられ、すっかり参ってしまった僕だ。
女性に対して失礼ながら、なんと彼女は僕より年上なのだから、いやはやオンナって怖いですな。昭和40年男たちも負けずに磨こうじゃないか。と、そんな気分にまでさせてくれるサウンドと歌声は、なんとも胸キュンとしてオススメですぞ。
来週、参加予定しております。よろしくお願いします。
ありがとうございます。お待ちしてます。節分だから、豆を用意するか。