藤岡弘、さんの名前は、企画立案時の落書きにも書いてある。
仮面ライダーになりたい。
ドリフターズに入るという壮大な夢を描く前に心に灯った、
短くはかない、だがやはり当時のバカ少年が
真剣に考えた夢である。
かたやウルトラマンもヒーローには違いないが、
M78星雲で生まれなくてはならないという、
夢を描くにはあまりにも大きな壁が立ちはだかっていた。
そこにいくと、なんてったって仮面ライダーは
本郷猛という元は生身の人間である。
そこに自分にもなれるかもしれないという
夢を持ってしまったのだ。
バイクを乗り回すのもかっこよかった。
必殺技もキックなのが手頃でよかった。
だって出来そうだもの、練習を積めばね。
なれる!!と信じていたものの、
やがて冷めていくのは男の子の成長である。
でも、44年の人生の中で
初めて描いた夢であることは間違いない。
自分にとって記念すべきキャラクターなのだ(!?)。
というわけで、出てもらわなければならないのである。
藤岡弘、さんに取材依頼を入れると快諾で
8月25日にインタビューが決定した。
ヤッター。