ソニーは、テニスラケットのグリップエンドに装着するセンサー『Smart Tennis Sensor SSE-TN1』を5月下旬に発売する。
このセンサーは、対応テニスラケットのグリップエンド部に装着して使用するもの。専用アプリをインストールしたスマートフォンなどに、Bluetoothでワイヤレス接続する。
装着してテニスをプレーすると、ラケット上でボールを捉えたインパクト位置やボールの回転、速度などの分析データをすぐに確認できる。また、スマートフォンで録画したプレー映像を取得したデータとともに再生して、自分のプレー内容を何度も客観的に振り返ることもできるという。
開発はセンシング技術と振動解析技術、そしてユーザーインターフェースを含むソフトウェア開発の組み合わせにより実現している。なかでも振動解析技術は、ソニーのオーディオ機器開発などで培った音楽音響解析技術を応用して新たに開発したものだという。
ショット数やインパクト位置、ボール回転・速度のほか、スイング種別、スイング速度なども数字とグラフになって表示される。プレイヤーはこの分析データを見てテニスの上達につなげたり、データを仲間やコーチと共有するといった使い方もできるらしい。
サイズは31.3 × 17.6(mm)、重さは約8g。Bluetoothオンの時に内臓の充電池で約90分連続使用できる。価格はオープンプライスで、実勢予想価格は1万8,000円前後となっている。