フォステクスは、真空管を搭載したポータブルヘッドフォンアンプ『HP-V1』を2月上旬に発売する。
この製品は、増幅部前段に真空管6N16B-Qを使用し、後段をOPAMP(オペアンプ)で構成したヘッドフォンアンプ。内部の構成に真空管やコンデンサーを使うことにより、アナログならではの質感を持つ音作りが重視されている。
入力は3.5mmのステレオミニフォーンジャックというシンプルさ。しかし、増幅部は真空管の他に、スピーカーのネットワーク開発で培った技術によるオリジナル大型フィルムコンデンサーと、電解コンデンサーが採用されている本格的なものだ。
接続するヘッドフォンはHi/Loのゲイン切替により、幅広くサポートされている。最大出力は32オーム負荷時で200mW。また、内蔵のリチウムイオンバッテリーで約10時間の連続動作が可能となっている。
ボディは軽量アルミ製で、同社製『HP-P1』をDACとして組み合わせる場合でもフィットするようデザインされた。
サイズは88 × 33 × 139(mm)、重さは約390グラム。付属品としてACアダプターの他、HiFC製のステレオミニケーブル1本が同梱する。価格は5万4,600円となっている。