アウディ ジャパンは、アウディとして初のコンパクトセダン『Audi A3 Sedan/S3 Sedan』を発売した。
新型『Audi A3 Sedan/S3 Sedan』は、既存のAudi A3 Sportback(5ドアハッチバック車)の新ラインとして投入された。軽量なボディ、燃費性能に配慮されたパワフルなエンジンなどが搭載され、世界で最も売れているコンパクトセダンクラスの中で、新たなスタンダードになるかが注目を集めている。
ボディサイズは、日本の道路事情に適した全長4,465mm、全幅1,795mm、全高1,405mmとなり、一般的な立体駐車場に十分収納できるスペック。Cピラーまでのフラットなルーフラインが流れるようにショルダーラインにつながり、伝統的なセダンとクーペのダイナミックさを融合させたスタイルとなっている。最新の軽量化技術により、ボンネットなどにはアルミニウムの組み合わせなどで、車両重量はわずか1,330kgに抑えられている。
インテリアは、水平基調のダッシュボードなどのエレガントなデザイン。また走行中のインターネット接続を可能とするインフォテイメントシステム=Audi connectが搭載されている。
『Audi A3 Sedan』のパワートレインには3種のTFSIエンジンが搭載される。排気量は1.4Lと1.8Lで、出力は1.4TFSI/90kW(122ps)、1.4TFSI with COD/103kW(140ps)、1.8TFSI/132kW(180ps)となる。スタートストップシステムをはじめ、気筒休止システム・シリンダー オン デマンド(COD)などの低燃費技術により燃費性能が向上し、1.4TFSI with CODではJC08モード燃費20.0km/Lを達成している。
トランスミッションには全モデルにSトロニックを採用。FF(前輪駆動)の1.4Lエンジン搭載車は7速Sトロニック、quattroドライブ(四輪駆動)の1.8リッターエンジン搭載車は6速Sトロニックの組み合わせとなっている。
そして、5月から導入されるシリーズのトップモデルが『Audi S3 Sedan』。専用サスペンションにより25mm低められたボディに18インチアルミホイールや大型ブレーキを採用し、よりスポーティに仕上げられた。搭載される2.0TFSIエンジンは206kW(280ps)/380Nmを発生。quattroには電子制御式の油圧マルチプレートクラッチを採用、6速Sトロニックを組み合わせ、0-100km/h加速はわずか5.3秒、これほどの性能でありながらJC08モード燃費14.4km/Lを達成しているという。
価格例は『A3 Sedan』(直4インタークーラー付ターボ 1.4L DOHC、FF駆動、右ハンドル、7速Sトロニック)で325万円から。『S3 Sedan』では(直4インタークーラー付ターボ 2.0L DOHC、quattro、右ハンドル、6速Sトロニック)で561万円からとなっている。(価格は消費税5%を含む)