発売直後の書店にて。

CIMG2011発売直後は書店とコンビニを見かけると入店しては、置かれていることを確認する日々が続く。置かれていないことを確認すると、わざとらしく店員さんに聞いて、さり気なく知名度を上げようと小さな努力をする。そして立ち読みしている方を見つけようものなら、申し訳ないが隣で立ち読みするふりをしながら見つめる。どこを読み込んでどこを飛ばすのか。そしてレジへと運ぶか、棚に戻してしまうのか。おもしろいのは1度置いてから他を見てもう一度手に取り、そしてレジへと運ぶ方が結構多い。このパターンは書店でご覧になっている方々の行動で、コンビニでは1度置いて復活することはあまりないように思う。サンプルが少ないから一概には言えないが、書店での立ち読みの方が吟味に吟味を重ねているように思える。見事レジへと運んでくれた方で、コワくなさそうな方には声をかける(笑)。
「ありがとうございます。これ僕が編集長をやってて…、とにかくありがとうございます」
声を書けられた方はビックリした表情で僕を見る。物怖じせずに、なんで購入を決定したか。これまでにも購入したことはあるのか、などなど質問攻めにするから、隣で立ち読みしながら熱い視線を送っているヤツがいたら注意した方がいい。東京の出版社だからと侮るなかれ、僕は出張がものすごく多いヤツだから、どこで声をかけられるかはわからないですぞ。今週も、磐田、浜松、大阪、神戸、西明石と巡る旅に出る。

今回の特集だと音楽誌のコーナーに並ぶかもしれないと思っていたが、今のところこれには遭遇していない。若い店員さんが陳列することが多いだろうから、そもそもシティポップもこの表紙の意味もまったく理解できてないのかもしれない。そして『昭和40年男』との誌名を見て、しっかりと男性誌コーナーに置いてくれるのだろうか。ほとんどが妥当なコーナーに置いてあった。音楽誌コーナーに並んでいるのを見たら、ぜひ写真を送っていただきたい。

発売が土曜日で3連休の方が多かっただろうから、今日になって書店で目にした方も多いだろう。僕も習慣にしているのは、週の頭は書店に出向く。なんとなく棚を眺めるのを、もう10年以上続けている。これは多くの方にも共通なのではないだろうかと思わされるほど、週の頭の昼休みはビジネスマンが多い気がする。きっと情報収拾に動きたくなるのだろうとは勝手な思い込みかもしれないが、そんな方々の目にどんな印象を与えただろう。

僕は『昭和40年男』が、みなさんのやる気に繋がったらと願っている。もちろん、楽しみ方は人それぞれであり押し付ける気はないが、インタビューや検証記事が多いのは、僕らが熱中した事柄に秘められたエネルギーを感じていただけるようにとの、創刊以来の強い気持ちの現れである。

それにしてももう23回目の発売だというのに、この緊張はどうにかならないものか。ドキドキしながら動向を気にしているのが、なんとも可笑しくてならない。

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4件のコメント

  1. いつも買うコンビニにて購入。いままで3冊だったのが今回は5冊になってました。
    ちなみに週刊大衆に隠れてたのでどかしておきました(^^)

  2. まだ買ってないですけど、これは買います〜〜!(^o^)/
    シティポップ、昔も好きでしたけど、
    等身大を売りにする曲が多い(多過ぎる)昨今、あらためて良さを認識しています!

  3. はじめましてm(__)m
    私は2冊購入しました。『昭和40年男』という雑誌の存在を山本達彦さんのホームページから知ったものですから、1冊(←保存用)購入後に熟読用として追加購入しました。もう1冊購入して職場で共感得る用にしようかと思っているくらいです。シティポップの記事ではただ懐かしいだけでなく、解説(?)を読んで「そーいうことだったのか!」と納得というかスッキリしました。
    女性でも十分楽しめる雑誌だと思いました。
    P.S.『タイガーマスク』を読もうか悩み中

  4. 秋葉原の某書店には音楽コーナーに20冊ほどガン積みしてたのを確認。ただしここは確信犯。店に入って正面の一般紙売り場の特等席にも30冊ドーンと。つまり計50冊入荷しておりした(11日確認時点)。都内で手に入らないという方は出向いてみては?

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