昭和40年生まれの動物写真家・福田幸広の写真絵本『うさぎじまのうさぎちゃん』(小学館)が2月26日に発売される。
福田は日本大学農獣医学部を卒業後、宝石関連の会社に就職するが、1年で退職し、フリーのカメラマンに転身。モットーは「山もいいけど、海もいい!」で、世界中を渡り歩き、動物を撮影している。著書に、8年間フロリダに通い、追い続けたマナティーの写真を載せた『マナティー・人間と遊ぶ愉快な仲間』や、動物の寝顔を集めた写真集『寝る子は育つ』、長野県地獄谷のサルの物語『子ザルのいちねん』など、その数は20点以上になり、どれも動物のやさしくやわらかい表情が収められている。また現在、本誌『昭和40年男』ではコラム『気まぐれ福田君新聞』を連載。同コラムでは撮影地での出来事や機材の話などをしている。
その福田の新刊『うさぎじまのうさぎちゃん』は、うさぎの島として有名な瀬戸内海に位置する大久野島を舞台にした写真絵本だ。福田が何年にもわたって撮影した写真で構成された同書は、赤ちゃんうさぎが外へ出て、外の怖さを知りつつも、お外の世界を楽しもうとする姿など、自然のままの赤ちゃんうさぎの姿が多数おさめられている。
また1月9日には『ウマがうんこした』(そうえん社)も発売。こちらは、オスのウマが他のウマのうんこの上に自分のうんこをした「なぜ?」や、生まれたばかりの赤ちゃんがお母さんのうんこを食べたのは「どうして?」など、ウマのうんこに関するあれこれを写真とともに紹介する楽しい写真絵本だ。
福田が切り取る生き生きとした躍動感あふれる動物たちの写真は大人が見ても楽しい。余談になるが、当ブログ著者の5歳の娘は、本誌の連載『気まぐれ福田君新聞』を毎号とても楽しみにしている。とくに、右の書の写真のようなウマがうんこをする瞬間の写真を掲載した際には「すごいね!」と食い入るように見つめていた。またうさぎの写真を掲載したときも、そのかわいさに釘付けになっていた。子供のいる人もぜひ福田のこの写真絵本を一緒に読んでみてはいかがだろう。
このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を!