表紙で振り返る2013年。その四。ハニーフラッシュ!!

さあ、今日はいよいよ仕事納めだ。うまく納まってくれるかどうかはこれからのがんばり次第で、全力で突っ走りたいところだ。さて、お送りしている「表紙で振り返る2013年」も第4弾となる。越年が決定しているが、これもまたよかろう。

キューティーハニー

自分の誕生月であり、12ヵ月の中でもっとも好きな7月リリースだからと、前号 (vol.19) のブッチャーが腰を抜かして驚きそうな特集『俺たちをドキドキさせた 女神たち』(vol.20) で勝負にのぞんだ。この節操のなさも『昭和40年男』なんだなと胸を張って「これこそ俺たちのスタイルだ」と言える。この特集は前号の “悪役” と同じく、2年に一度くらいは展開していいんじゃないかと考えている。だって、俺たちにとって女神はいくらでもいるもの。

表紙を飾ったのは『キューティーハニー』で自信満々だったのだが、発売直前にこのブログで表紙を公開したところ「買いづらい」との意見が殺到した。えっ、そんなこと気にするのかと自分に置きかえてみて初めて気がついた。なるほど、レジに運びづらいと。バカな俺です、と気をもみながら発売日を迎え、売り上げ報告の第一報が入るまで自分を責め続けたのだったが、好調に動いているとのことで、胸を撫で下ろしたのだった。

個人的に好きなページに仕上がったのは、山口百恵さんの作詞を多く手がけた宇崎竜童さんのカミサン、阿木燿子さんのインタビューだった。このページのインタビューと執筆を担当した濱口は、タメ年なだけでなく、僕と同じ獅子座なのだ。二人に共通してどうしてもお伺いしたいことがあった。「乙女座 宮」の歌詞についてだ (笑) 。「今は獅子座のあなたに夢中よ」と書いてくださった阿木さんだから、きっと獅子座の男に強い興味を持っていらっしゃる。「僕ら獅子座なんですけど」と身を乗り出して聞いたのだが、“字面と響きがカッコいいから” とのことで、二人の期待は大きな空振りに終わったのだった。

このインタビューでは、作詞家らしい人物評にぶったまげた僕だ。
「輪廻の回数が多い女性、それが百恵さんでした」との言葉は、巨大ハンマーで頭をぶっ叩かれたくらいの衝撃で、今年の『昭和40年男』のベストコピーに挙げたい。それもサラッと言ってのけるのだから、いやはやただ者でなかった。
 

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