メトロクスでは、イタリアデザイン界の巨匠・Angelo Mangiarotti(アンジェロ・マンジャロッティ)がデザインした置時計『セクティコン』の販売を開始した。
マンジャロッティは、イタリアンモダンデザイン史に名を残すデザイナーの一人。その彼がデザインした『セクティコン』は、1956年に豪華快走船の船室用置時計としてデザイン・製造されたというもので、2004年に復刻発売されている。
デザインは、時計部分の傾斜、1時~12時になるにつれて太くなっていく指標、黒い文字盤に映える赤い秒針など、人間工学に基づいた視認性・設計がなされている。建築家でもあるマンジャロッティの、構造や素材に対する造詣から生まれた名作だ。
オリジナルの本体はプラスチックの一体成型だったが、この2004年モデルは陶器製として復刻されている。
なかなかお目にかかることはなかったイタリアンミッドセンチュリーの傑作だが、日本で販売されて身近になったことで、インテリアに加えたくなるクロックとなった。
サイズは115 × 155(mm)、素材は本体が陶器、風防にアクリル樹脂が使われている。ドイツ製で、単5電池を1本使用して駆動する。価格は3万6,750円となっている。