今年の大晦日を盛り上げる曲目が発表となった。さぶちゃんは噂どおりの『まつり』で、白組のトリを飾る。となると、対する紅組は石川さゆりさんしかおらず、去年が『天城越え』だったからということもあって、順当に『津軽海峡冬景色』に決まった。トリ対決がさも決定したような書き出しだが、あくまで僕の希望だ。さぶちゃんの引退なのだから、最高の歌手との対決で見送りたく、やはりさゆりさんで実現していただきたいものだ。
資料をのぞいてみた。さぶちゃんが白組のトリを務めるのが今回で12回めとなり、その内『まつり』が今回で5回とトリでの歌唱ではもっとも多い。イメージではトリでの歌唱を二分していたと思っていた『風雪ながれ旅』は、これまで2回しかなかったのだ。もっとも去年のように、トリ前でさゆりさんの『天城越え』との対決で勝手に燃え尽きているから、このイメージを持っているのだろう。いつも酔っぱらっているし。
一方のさゆりさんが、今回紅組のトリを務めるとなると7回めとなり、『津軽海峡冬景色』はこれまでに3度トリで披露している。さぶちゃんの『まつり』とのトリ対決では平成5年に実現していて、トリで2人が相対したのはあと平成元年の計2回しか無い。なんだかこれも意外に少ないなと思えた。
さゆりさん以外をさぶちゃんの勇退にぶつけるとしたら、考えられるのはドリカムと和田アキ子さん、天童よしみさんあたりだろうか。ドリカムは陸前高田から中継とのことだから、トリは無かろう。和田さんの選曲が『あの鐘を鳴らすのはあなた』だったらあやしいところだが、今回の『今でもあなた』との選曲はトリがないことと取れなくない。天童さんも、今年リリースされたばかりの『ふるさと銀河』ということは、やはりトリの選曲でないように思えた。つまりこれは、かなり期待が持てるかっこうになっているということだ。あと10日後の深夜にどんなカタチで涙を流しているやら。
注目の初出場となる泉谷しげるさんは期待通りの『春夏秋冬』で、注目はどんなバンドを編成するかだ。実現してほしいのはギターをチャボさんが弾くことで、そう考えると眠れない夜である。
だが、他の出演者の楽曲を眺めていくと、なんとも今年の選曲は地味に感じる。大晦日こそ響き渡ってほしい五木さんの『千曲川』や『契り』がなければ、前述したが和田さんの『あの鐘を鳴らすのはあなた』もない。これはドリカムが『さぁ鐘を鳴らせ』に対してバランスを取ったのか? 期待通りというと森さんの『襟裳岬』くらいしかなく、三輪さんもじつは再びの『ヨイトマケの唄』を期待していた僕だ。そうそう『兄弟舟』も聴きたいところだが、鳥羽さんは名前さえ見当たらないのである。ウーム、今日の時点では少々テンションが下がっている僕だが、みなさんはいかがだろうか? 近年では稀なことになる、チャンネルロック解除の危機にさらされている。
紅白の紅組のトリ 25日のニュースでは高橋真梨子だとか。
この頃のさゆりさんは、中条きよしに似てたんだよね~