毎週月曜の読者さんとの交流会『浅草秘密基地』の今年の日程がすべて終了した。今年はハッピーマンデーが多くて、計41回の開催に留まってしまったが、毎度バカバカしい笑いに包まれながら過ごした。昨日で無事に締めくくることができ、しばしの冬眠状態となる。次は年明けの1月6日が開催で、おそらく仕事始めという方が多いだろうこの日が、来年の浅草秘密基地の初日となる。しかも大安吉日と、なんともいいスタートが切れることになるから、今年来られなかった方々はこの1発をお見逃しなく。浅草寺での初詣も兼ねて来ていただければ、きっといい1年になること間違いなしだ。
昨日はご覧のとおりのメンツでちょっと寂しい人数なのは、ものすごく忙しい昭和40年男たちだから仕方あるまい。今年1年を振り返りつつ、一同ゆるりと過ごした。それぞれに悩みや苦しみがありそれらを互いに和らげるように話し込む。また子供のいる者たちはこの1年の成長を喜び合い、また、それぞれ今年のベストな出来事を振り返ったりと、楽しく過ごしているうちに夜は更けていった。
「よいお年を」とひとり、またひとりと店を後にする男たち(きれいな女性もひとり)に、まだまだ今年の戦いはたっぷりと残されている。握手を交わしながら互いの健闘を祈るなんてのも、今年最後だからこその照れくさい儀式だった。
参加者全員を見送った後、マスターより労いのジンリッキーをいただき、じっくりと今年秘密基地を振り返りながら呑んだ。
「40代も後半になれば、みんな壊れかけているんだよ」とのセリフが響き渡った夜があったなあ。精神的にキツいことが多くて、ヤバいヤバいとつぶやいた日があったと。
「きっと40代ってそんな時期なんだ」と、やはり壊れかけた経験を持ち抜け出した者が深く頷いていた。きっと集った一同、みんな深く頷いていたのだ。こんな共感はいいものだなと、この宴の意味を再認識した夜だった。
労いの一杯をゆっくりと平らげて、席を立った。
「マスター、今年も1年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします」
「1年間お疲れさまでした。よいお年を」
「ありがとうございます。マスターもよいお年をお迎えください」
来年もバカバカしく、そしてあたたかい心の拠り所になれるように『浅草秘密基地』を続けていくから、ぜひお気軽にお越しください。お待ちしています。