昭和40年生まれのライター・藤井誠二の新刊『一生に一度は喰いたいホルモン』が発売された。
藤井は愛知県に生まれ、高校在学中からさまざまな社会運動に関わり、高校卒業後、フリーライターとなり、愛知県の管理教育を告発した『オイこら! 学校』でデビューする。著書に『17歳の殺人者』『暴力の学校 倒錯の街』(ともに朝日文庫)、『殺された側の論理』『大学生からの「取材学」』(ともに講談社)などがある。近著に『権力にダマされないための事件ニュースの見方』(河出書房新社)、『殺された側の倫理 犯罪被害者遺族が望む「罰」と「権利」』(講談社プラスアルファ文庫)『「オネェ」がメディアでモテる理由』(春秋社)、『壁を越えていく力』(講談社)などがあり、9月には精神科医・名越康文による対談本『40歳からの人生を変える心の荷物を手放す技術』を上梓している。
同著は2011年に発売された『三ツ星人生ホルモン』の続編。『三ツ星』は、藤井が厳選した東京を中心とした全国のホルモン店、20店を訪れ、歴史を聞きながら、店自慢のホルモンを食べまくるというもの。単なる店紹介のグルメ本にとどまらず、食べている部位が内臓のどの部分で、どんな味付けや仕事がなされているかなどが記され、読み進んでいくうちに、ホルモンの基礎知識も身に付いていく。そして今回発売された続編『一生に一度は喰いたいホルモン』。藤井がこれまでに培ってきた取材力を駆使し、各店に徹底取材を敢行。ヨダレ必垂のカラー写真をふんだんに使用し、お店の臨場感を再現する展開となっている。忘年会に、新年会に、はたまた気の置けない仲間との楽しいひとときに、藤井オススメのホルモン店へ訪れてみてはいかがだろう。
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