ゼネラルモーターズ・ジャパンは、新型『シボレー コルベット クーペ』をはじめ、4モデルの第7世代型『シボレー コルベット』を発表した。
この第7世代は、従来のモデルから受け継いだパーツが2つしかないというほど、まったく新しいフレーム構造とシャシー、パワートレインの採用と、エクステリアとインテリアのデザインで一新されている。
軽量素材をふんだんに採用し、カーボンファイバー製エンジンフード、カーボン・ナノコンポジット製アンダーボディパネルなどで大幅な軽量化を実現。また、新型アルミフレーム採用で第6世代よりも45%軽く、57%剛性が向上したという。約50:50の前後重量配分も実現している。
新たに開発された6.2リッターV8エンジンの最高出力は2タイプあり、『シボレー コルベット クーペ』と『シボレー コルベット コンバーチブル』が339Kw(460PS)、最大トルクは、624N・m(63.6kg・m)。スポーツ仕様の新型『シボレー コルベット クーペZ51』と『シボレー コルベットコンバーチブルZ51』では、343Kw(466PS)、最大トルクは、630N・m(64.2kg・m)に達する。
また、同エンジンでは燃費効率を高めるため、加速中はV8エンジンとして作動、クルージング時には、V4として作動する。エコ・モードの場合は急加速しない限り、基本的にV4状態を維持し、結果として米EPAハイウェイモードでは、1リッターあたり12.3kmを実現。スポーツカーとしては高い燃費性能といえる。
12種類の制御システムをコントロールするドライバーモード セレクターや、アクティブ レブマッチング機能を備えた新型7速マニュアル トランスミッションなど、最先端のドライバーサポート技術が備わっている。
クーペ、クーペZ51(ズィー・フィフティー・ワン)は2014年4月12日から販売。また、コンバーチブル、コンバーチブル Z51(ズィー・フィフティー・ワン)は5月24日から、全国のシボレーの正規ディーラーネットワークで販売される予定だ。
全長は4,495mm。車重は1,580(クーペ、Z51)kg。エンジンはLT1 6.2リッターV8、6,153cc。ボディカラーはベロシティーイエロー(※)、アークティックホワイト、ブラック、サイバーグレー、トーチレッド。価格は『シボレー コルベット クーペ』(6AT)で929万円となっている。
(※)ベロシティーイエローはスペシャルペイント(有償): 12万9,000円。