ローリング・ストーンズ来日にワクワク!!

ポールの日本公演が思っていた以上に素晴らしかったと、幸福にもチケットを手に入れられた方々から聞く日々だ。その興奮が冷めやらぬなか、このタイミングでストーンズ来日の発表とはなんとも仕組まれてる気がするが、そんなことはどうでもいい。ご存知のとおり、8年ぶりの来日が決定したのである。

つい先日、タメ年の友人と“今、どんなに値がついても、そしてデカイホールでも行きたい海外ミュージシャンは?”との話題になった。というのも昨今、来日ミュージシャンのチケット価格が急騰している。その価格を払ってまで、スタジアム級の会場で観る価値があるのかとの会話からこのテーマとなったのだ。『ブルーノート東京』と『ビルボード東京』という禁断の果実が身近にある者にとって、あの空間でライブを楽しむ至福と比べるとどうしても大ホールは見劣りする。もっともその分ビッグネームなのだが、先日『ビルボード東京』で観たリッキー・リー・ジョーンズは、一般的なバリューこそ小さいのかもしれないが、僕にとってベスト女性シンガーの1人であり、彼女をあの空間で酒を呑みながら観られたのはまさしく至福だったのだ。

僕がまずあげたのは、デビット・ボウイとニール・ヤングだ。ニール・ヤングは2003年の来日時に家族3人で武道館に出かけた。僕のライブ経験のなかでも5本指に入る素晴らしいものだった。2部構成のライブは、前半がそのときリリースされたばかりだったコンセプトアルバムの再現となっていて、ミュージカル要素が入ったもので、中入り後の後半はヒットパレードで、3時間以上のお腹いっぱいの内容だった。ぜひ、もう一度見たい。そしてもうひとりのデビット・ボウイは、先日の見事な復活アルバムに期待が膨らんでいるからだ。

僕のフェイバリットストーンズアルバムだ。全曲演って欲しいくらい好きだ!!
僕のフェイバリットストーンズアルバムだ。全曲演って欲しいくらい好き!!

長い前置きになったが、ストーンズはやはり見たい。僕は初来日に興奮しながら出かけた。複数回出かけてセットリストが微妙に違ったのがうれしかった。大興奮と大満足だったのだが、その後の来日には出かけていない。なんとなく、もういいかなってな気分で見送ってきた。前回の来日時に、もう最後だろうとの噂があったが、このときもイマイチ盛り上がらなかった。ところがどんな心境の変化なのだろう。一昨日、仲間との打ち上げ後に立ち寄ったロックバーのマスターから、朝日新聞のPR号外を見せてもらった瞬間にスイッチが入った。

ポールの評判が効いているのかもしれない。たくさんの方から聞いたのは、内容の絶賛に続いて、自分も年齢に負けたくないとの言葉だった。きっと同じことをストーンズが感じさせてくれるだろう。それは50歳を目前にした僕への投資なのだ。

ミックは「みんなの聴きたい曲を全て披露するのが楽しみだ」とコメントしたそうだ。ミックがこのセリフを吐くところに大きな意味とカッコよさを感じる。このセリフがいえるのは、ポールとミックしかいないだろう。そしてあれもこれもと膨らませながら楽しみにしている…って、チケットは取れるのだろうか?

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