昭和40年生まれのアニメーション音響監督・田中章喜と、同じく昭和40年生まれのアニメーション美術監督・清水としゆきが、2014年3月8日から公開の映画『ドラえもん 新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~』で録音監督と美術監督を務める。
田中はこれまでテレビアニメ『名探偵コナン』『クレヨンしんちゃん』『カウボーイビバップ』『ドラえもん』や、劇場版『機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート』『ドラえもんシリーズ』『名探偵コナンシリーズ』などの作品で、整音やミキサーなど音響技師を務めている。
一方、清水はテレビアニメ『ドラえもんシリーズ』をはじめ、『ピーターパンの冒険』『トラップ一家物語』『七つの海のティコ』『ギャラクシーエンジェル』などで背景や美術監督を担当し、劇場版『ドラえもんシリーズ』『ポケットモンスターシリーズ』『クレヨンしんちゃんシリーズ』などで背景や美術監督を務めている。田中も清水も、現在の人気アニメーション作品を影で支える職人といったところだろうか。
その田中と清水が来年3月8日から公開のドラえもんの新映画で美術と録音監督を務めることとなった。我々も子供の頃に楽しみに見た『ドラえもん』。現在もテレビで放送されているのだが、見たことあるだろうか。声優陣もすっかり変わり、大山のぶよさんのドラえもんに親しんだ昭和40年男には、不思議な印象を受けるかもしれない。
今回、公開されることとなった作品は、藤子・F・不二雄の生誕80周年記念作品で、原点回帰の意味もこめて1982年つくられた『のび太の大魔境』をリメイクしている。ドラえもんの代名詞とも言える見たことのない場所でのワクワク・ドキドキの大冒険がさらにパワーアップして、オリジナル作品を知らない子供はもちろんのこと、オリジナル作品世代の大人も楽しめる作品となっているようだ。タメ年男たちがつくる現代の『ドラえもん』。春休みに子供を連れ立って劇場に足を運んでみてはいかがだろう。
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