いよいよ『第43回東京モーターショー2013』の一般公開が22日から12月1日まで、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される。これに先立ち、20日には報道関係者に公開された。
日本国内と海外の企業・団体が、最新の環境技術や安全技術とあわせ、斬新で近未来的なデザインを盛り込んだ車両など約400台が出展され、昨日の夜のニュースはこの東京モーターショーで目を見張る賑わい。なかでもトヨタの燃料電池車『FCVコンセプト』や、ヤマハ発動機が『MOTIV(モティフ)』での4輪車に参入ニュースなんかは、テレビの経済ニュースで大きく取り上げられたのを見た人も多いのではないだろうか。
というわけで、『昭和40年男』も行ってきたモーターショー。いかにもニュースになりそうな展示には報道陣が沸いているので、火事場見物よろしく掻き分け一瞥をくれ、「ほほー」と唸ってきた。そんなご挨拶がてらの冷やかしをご紹介。
しかし1日遅れでブログアップという怠慢により、結局ニュースは他メディア様丸投げというスタンスを決め込む。でもまぁせっかくだから、これからモーターショーで楽しみたいという方へ、その一部を紹介しよう。
ジュネーブ・ショーで見たやつだ! トヨタの超小型EVのコンセプト『i-ROAD』にテレビカメラが。
日産では『IDx Freeflow Concept』や次世代EV『ブレイドグライダー』が注目される中、プリンスR380(写真)がひっそりと佇む。
うおおお、『キャンターT91A』だ。カッコイイ! さらに三菱ふそうでは画面の案内に従って好きな色や模様を選択するとペーパークラフトが作れるアトラクションもある。形は実在の車種から選べるのが素晴らしい。さらにさらに、10t車の運転席に座れるなど、楽しい一角になっている。
ホンダの二輪ではクラシックカブのファンはよだれものの”錆びていない”『C100』が鎮座ましまして、あまりに綺麗なマルエムブルーにうっとりする。新しいカブもいいけど、やっぱり鉄+コンパクトな車体、そしてOHVエンジンはオーラが違う。
ついでに1966年のホンダ『F90耕うん機』。デザインがクールなOHVディーゼル479ccで、6PS/3,000rpmを発生するという。耕す地面はないけど欲しくなる不思議な1台。
華々しい東展示連とはやや離れた西展示棟。ここにはパーソナルモビリティ体験を走行や電動二輪車試乗会がある。混む前にチェックしておくべき場所だ。
そのパーソナルモビリティ体験でホンダ『MC-β』に試乗する。走行できる距離はあまりに短すぎて笑える(30秒ほど)が、擬似エンジン音のような「ブイー」という音が興味深かった。街でゴーカート気分に浸れるから欲しい。
でた、ゆるキャラ。この時はさいたま市の『つなが竜 ヌゥ』と埼玉県の『コバトン』に出くわし、さいたまの息吹を体感することに。ちなみに『コバトン』は今年4月の時点で683種の公式デザインが存在するという。西展示棟ならではのほのぼのさが、ここにある。
未来のテクノロジーや高級車に見飽きたら、決して勝手に未来からやってきたりしない、これらに注目&体験してみるのもきっと楽しいはずだ。