12月1日、伝統の国立競技場で行われる『ラグビー早稲田×明治戦』が開催され、そのフィナーレを松任谷由実が名曲『ノーサイド』で飾ることになった。
2020年に行われる東京オリンピック開催のため、現在の国立競技場は来年から改修工事に入る。これにより国立で40年続き、数々の名勝負を繰り広げてきた“早明戦”も、この日で見収めになるという。
当日は、ラグビーのファンでもある松任谷由実が登場し、名曲『ノーサイド』で伝統の一戦の最後を飾る予定だ。この曲は周知のように、かつて彼女が観戦していたところ、ノーサイド(試合終了)直前に同点ゴールキックを外し、劇的な幕切れとなった試合(1984年全国高校ラグビー決勝戦「天理-大分舞鶴」)に感銘を受けて書いた曲だと言われている。尚、同じくラグビーファンである夫の松任谷正隆も、演奏者として参加予定に。
早稲田×明治の両校はこの試合をきっかけに、これまでのファンへの感謝と、日本ラグビーの発展のために『「国立をホームにしよう。」プロジェクト』を発足している。この日の試合前には両校学生による応援パフォーマンスの披露や、国立競技場での最後の早明戦を記念した特別プログラム『国立をホームにしよう。12.1早明戦 FINAL MATCH 2013』(1,000円)が販売される予定だ。清宮克幸氏×吉田義人氏、日比野弘氏×松尾雄治氏ら両校ラグビー部OBによる豪華対談が企画されているという。
かつて、早明戦といえば冬の風物詩で、1980年代には1試合で6万人を超える観客動員数を誇った好カード。12.1は往年のラグビーファン、ユーミンファン、そして国立競技場での早明戦に愛着を持つ全てのファンが集結し別れを惜しむ。