大編集後記その八。毎度恐れている健康講座。

ありゃりゃ、昨日上げたはずなのに…。ミスって下書きのまま放置されていたよ。あらためて、あくまでコイツは昨日の分ですから。ホントですよ。昨日の大編集後記なんだよー!!

発売から4日目(ねっ、昨日でしょ)を迎えた。なかなか評判はいいように感じるが、売れ行きはまださっぱりつかめない不安な日々が続いている。だから僕はこうして最新号の宣伝となる大編集後記をしつこく書いているのじゃ。今日は自分の作っている雑誌ながら読むのに覚悟のようなものが必要な企画『昭和40年男のための健康講座』について語らせていただこう。

この企画に関しては、以前読者さんから「せっかく楽しんでいるのに現実に戻される」とのメッセージを頂いたことがある。そのとおり。僕だってこの企画はつらいのだ(笑)。だが、こうも考える。「明日への元気と夢」をテーマにしたポジティブ雑誌を購入いただいている読者さんたちは、健康にビクビクしながらも見て見ぬふりをしている方が多くいるのではないだろうか。昭和40年男たちの体が確実に痛んできているのは、己がもっともよく知るところである。そりゃそうだ。もうすぐ半世紀もこき使っていることになる体なんだから、すべて正常な方がおかしい。

キチンと健康診断を受けている方ばかりじゃないだろう。浅草秘密基地に来ている連中に聞くと、けっこう受けていない者も多い。以前、大吉…、じゃなかった杉本哲太さんのインタビューをさせていただいた時に、健康診断なんか受けない。そんなのむしろ体に悪いからとおっしゃっていた。僕も会社の診断の日には、なぜか突然予定が入るという怪現象(!?)が毎年繰り返されていて、まともに受けたことがなかった。一念発起して受けてみたら出てくる出てくる、コイツは数え役満だ〜との、狂った数値の数々が並び、それでもほぼ無視しながらの生活を繰り返している馬鹿野郎である。と、そんな男たちにせめて、少しは体のことを考えろよとの願いを込めて連載を続けているのだ。おお、なんとタメ年想いの僕だろう(笑)。

だが今回のテーマである頭痛に関して、個人的には楽観視していた。いわゆる頭痛持ちじゃなく、二日酔いのときも頭にはほとんどこない。だが、本文を読んでいくとそんなことで楽観していることは過ちだと知ったのだから、やぱりこの企画は怖い。

S119本文は見開きを3つで展開していて、ここに掲載したトビラページに恐怖心を植え付けられつつめくると、まず『俺たちの知らない頭痛の真実』で始まる。そして『頭痛持ちの落とし穴薬物依存』と来て『命に関わる頭痛の恐怖』と展開されるのである。なんちゅうタイトルたちだろう。そこまで昭和40年男たちを追い込むかとの文字は、もちろんタイトルだけじゃない。本文全体に渡り、恐怖が綴られているのである。

僕の義父は、まったく健康にネガティブがなかったのに、突然のくも膜下出血で逝ってしまった。朝、会社に泊まり込んでいるところを社員さんに起こされ「倒れた」と聞き、あわてて病院へと向かったが、到着した数時間後にはあっけなく息を引き取ってしまったのだ。健康が服を来て歩いているような人だったのに、本当に信じられない出来事だった。そんな恐怖が他人事でない時期を、昭和40年男たちがすでに迎えていることをこの特集で知ってほしい。おお、怖っ。

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