昭和40年生まれのライター・藤井誠二の新刊『死ぬまでに食べたいホルモン(仮)』(双葉社)が12月13日に発売する。
藤井は愛知県に生まれ、高校在学中からさまざまな社会運動に関わり、高校卒業後、フリーライターとなり、愛知県の管理教育を告発した『オイこら! 学校』でデビューする。著書に『17歳の殺人者』『暴力の学校 倒錯の街』(ともに朝日文庫)、『殺された側の論理』『大学生からの「取材学」』(ともに講談社)などがある。近著に『権力にダマされないための事件ニュースの見方』(河出書房新社)、『殺された側の倫理 犯罪被害者遺族が望む「罰」と「権利」』(講談社プラスアルファ文庫)『「オネェ」がメディアでモテる理由』(春秋社)、『壁を越えていく力』(講談社)などがあり、9月には精神科医・名越康文による対談本『40歳からの人生を変える心の荷物を手放す技術』を上梓している。
同著は2011年に発売された『三ツ星人生ホルモン』の続編で、『三ツ星~』は、東京を中心に全国のホルモンの名店20店を徹底取材したグルメ本だ。藤井が厳選した20店を訪れ、歴史を聞きながら、店自慢のホルモンを食べまくるというもの。しかし単なる店紹介のグルメ本にとどまらず、食べている部位が内臓のどの部分で、どんな味付けや仕事がなされているかなどが記され、読み進んでいくうちに、ホルモンの基礎知識も身に付いていく。その続編『死ぬまでに食べたいホルモン(仮)』。どのような展開になるのか楽しみだ。ホルモン好きならぜひ手にとってみたい。
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