今年も数多くのイベントを開催してきて、そろそろ残りも少なくなってきた。バイクのミーティングイベントと大阪ミナミ秘密基地が1回ずつ、浅草秘密基地が6回。そして明日は僕が力を注いでいるイベントの1つ『ラブ・ジ・アース ミーティング』を開催する。海岸清掃イベントで、ライダーが中心にはなっているが、地元の方々や家族連れでのバイク乗りでない方も多数見えてくださる。
イベント好きだとは一昨日もここに書いたが、バイクイベントを開始した当初は困惑ばかりだった。マナーの悪いヤツが一部ながら混じっていて、終わった後の会場はゴミだらけ。帰り道には事故で大破したバイクを目撃したり警察に通報が入ったりと、開催地域の方に謝罪することもしばしばあった。ほとんどのイベントでMCを担当する僕は、マナーを守ろうと叫び続け、また誌面にも迷惑をかけるようなライダーは来ないでくれと書き続けた。徐々にだったが、浄化されるかの如く会場はいい集いへと変わっていった。それでも、苦情が入ることはゼロにならない。ごく稀にひどいライダーがいることもあるが、バイクに悪いイメージを持っている方も多くて、たくさんのバイクが集うこと自体が苦情に繋がってしまうこともあった。だったら、このイメージの払拭になるようにとびっきりステキなヤツをぶちかましてやろうと思いついたイベントが、グッドライダーで集って海岸をきれいにする『ラブ・ジ・アース ミーティング』である。
ただこれは僕の個人的な思いで、イベントの主旨とは異なる。活動のテーマは、バイクという“趣味”によって少なからず地球にインパクトを与えているライダーが、その与えてしまっている分だけの愛を地球に注ぎ込もうと掲げたのである。いつも遊ばせてもらって地球にありがとうとの精神で、普段の生活をホンの少しでも改善しようと呼びかけているのだ。その賛同者たちが集い、世界へと繋がっている海岸を清掃する明日のイベントだ。
みなさんは清掃イベントに参加したことあるだろうか。ホント、1度でも経験するとゴミが憎くなるような気持ちが植え付けられる。大人だってそうなのだから、子供にはなおさらで、意識がガラッと変わったとの声がたくさん届いているのだ。そこで今回は、会場となる牧之原市の教育委員会も協力してくれ、市内のすべての小中学校でチラシが配布されたのである。さらに、環境省や静岡県、牧之原市の後援を受けながらの、盛大なる清掃である(笑)。ぜひここに『昭和40年男』読者のみなさんも巻き込みたくて、今日はPRさせてもらっている。友人やご家族と一緒にでどうでしょう。参加をキッカケに生活が変化したとの報告が多数届いていて、とくに子供への自然な意識付けにはうってつけだ。僕は司会進行を担当しているから、どうぞ気軽に声をかけてほしい。『昭和40年男』読者の方と、青空の下(予報は曇りだが)で会えるのを楽しみにしている。