『宴』速報だよーん。


ここのところ大騒ぎしてきた読者ミーティング『宴』が、昨日盛大に行なわれた。
今回で3回目の開催となる。来場者激減の前回を経て、
夏休み初日(無縁の人も多いが)の昨日はさらに減ってしまうのではないかという不安があった。
そこには反省もあった。楽しんでもらうためのコンテンツが足りなかったのではないかと。
物珍しさで多くの人が駆けつけてくれた初回は、会場が無料で
そこそこの出会いとそこそこの演奏があれば大丈夫だと思っていた。
盛り上がったようにも思えたし、楽しんでもらえたようにも思った。

だが、結果として前回となる2回目は初回の参加者がほとんど来てくれない、
寂しいものとなり編集部は思案を強いられることとなった。
正確な原因などわからない。過去の2回を見直してみて、
もっと雑誌ならではのコンテンツを入れようというのが、今回の読者ミーティングの目標となった。
遡ることになるが、そんなことを議論したのは前号の締め切り間際である。
『宴』の開催日は決まっていて、その告知ページをつくらなければならない。
そこに過去2回のままのような、なんとなく来てねという告知はいかんとなった。
もっと楽しそうな、行ってみたくなる告知にしなければと。
同時にコンテンツを考えなければならなく、作業ピークのなかでさまざまな反省と議論から今回のコンテンツとなったのだ。
まず、最新号と連動型のイベントにしようという大きなテーマが出来た。
こうなると次から次へとアイデアが出てくる。
誌面でつくったカレーを振る舞うとか、革のブレスをつくるセミナーを開く、浴衣着こなし講座なんかもありだ。
その中で実現できそうなものをチョイスしていく。

ライヴハウスでやっている以上、バンド演奏はまずメインコンテンツのひとつで
そこをまず最新号連動にしようと、特集で取り上げた『昭和57年』の曲をやろうということになった。
どうせだったら紙面掲載したものからチョイスしようと、4曲を選んだ。
リクエストに応えてというのも企画としてはありだが、
バンド構成上で演奏困難な曲が多いためバンドサイドで選んだ。
さらに当日来てもらった方々になにを演奏するかを予想してもらい、
全部当たったらささやかなプレゼントを差し上げるという我ながら秀逸(ホントか?)な企画となったのだ。
こうすることでイントロに集中していただけたような気がする。
何がくるかな状態をつくれたのかなと。
実際演奏したのは
 “アイ・ラブ・ロックンロール”
 “落ちた天使”
の洋楽2曲と、
 “北酒場”
 “ハイティーン・ブギ”
の歌謡曲を入れての4曲である。
来場者の予想は北酒場以外の3曲は上位にいて、それはそのまま期待だったのかもしれない。
みんな盛り上がってくれたし、意外なところで北酒場もさすがにレコード大賞受賞曲だけあって、大きな拍手をいただいた。
集まってくれたバンドメンバーは激務の中でこれら楽曲の演奏を練り上げ、莫大なエネルギー使い送り込んだつもりだ。
たかが4曲ではなく、精魂込めた4曲だったことはちょっとこの場で言いたいな。

もうひとつ厄介だったのは、昨日書いた朗読コーナーだ。
こいつは当初、チャリ北海道の旅を振り返り取材現場を感じてもらおうというものだった。
月日が経つうちにもう少しライヴハウスを使うにふさわしいものにしようと、生まれて初めて脚本を書いてみた。
歌を絡め副編小笠原との掛け合いをしながら、誌面で書けなかったところを
この場所に来た人だけが聞ける内容を目指し書き込んだのだ。
とくにゴールデンスリーフィガーの話は、絶対に紙面では書けなかったことだが、
自分としては大きな経験だったものですから…。
って、来てない人にはちんぷんかんぷんですよね。
そんなプレミアム感というほどのものではないですが、出したかったのですよ。

その他の内容を追いかけると、まず誌面用の乾杯撮影をやって、
このイベントのオープニング曲として定着した感のある“日本全国酒飲み音頭”をぶちかました。
盛り上がったところで、みなさんにこのイベントの趣旨を丁寧に説明させていただく。
ここに集った人同士のコミュニケーションなのだと。
というわけでしばし歓談の後、キャンディーズを演奏するブルースバンド『昭和フォーティーズ』が、
“サタデーナイト”“カム・トゥゲザー”と続け、出たー!!キャンディーズからは“あなたに夢中”である。
そのまま、前号連動企画である“キング・オブ・ナンパ・車”セミナーへと続き、
モッズの魂を伝承する『ざ・もっちゅ』は“トゥー・パンクス”と“激しい雨”をぶちかました。
最新号の表紙校正紙(見本刷り)と今や入手困難な創刊号を奪い合うジャンケン大会、ゲストでスペクトルマンさんに登場してもらったり、前述の俺の仕込んだネタも含めて、ずいぶんと盛りだくさんに打ち込んだ。
歓談タイムもチョコチョコとはさみ、ここまでで2時間30分が過ぎていた。
ここからはリクエストに応じてバンド演奏で参加者が歌うというおなじみのコーナーへといき、“勝手にしやがれ”“雨上がりの夜空に”などのおなじみソングと、女性来場者により“待つわ”なんかも飛び出したりとバラエティに富む選曲だったよ。
11時に約4時間に及んだイベントは終了したのだった。

参加してくれたすべてのみなさん、ありがとうございました。
厳しい意見も含めて、ぜひ感想を寄せてください。
次回は仮ですが、11月14日の日曜日を予定しています。
正式に決定したらこのコーナー、および、次号に掲載しますのでチェックしてください。

あっ、明日は『浅草秘密基地』だ。
こっちは小さなバーでもう少し突っ込んだというか、密なコミュニケーションの場と位置づけていて、
コンテンツは俺の弾き語りのみです。
あとは、それぞれが持ってくる会話が主役なので、こちらにもぜひ足を運んでください。

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2件のコメント

  1. とっても楽しませていただきました♪
    彼女とふたり、「宴」がこの夏の一番のイベントと心待ちにしていました♪
    初参加なので最初は遠慮気味でしたが、酔ってしまえばね~(^_^;)
    みなさん控えめな方が多かったのか、かなりマイクを独占してしまったような…(汗)
    帰り際の“スローバラード”は気持ち良かった~♪
    「また来てね~!」がとっても嬉しかったです!
    次回も参加したいですね~♪
    集まった仲間がもう少し交流を深められるようなアイデアがあるといいですね(^^ゞ

    • 彼女との参加はうれしかったですよ。歌も盛り上げてくれてありがとうございました。ご指摘の通り、次回はそこを課題に取り組もうと思っています。

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