ソニーは、4K対応のフロントプロジェクター『VPL-VW500ES』を発表した。
この新しい4Kプロジェクター『VPL-VW500ES』は、従来の約半分にあたる84万円に価格を抑えたモデル。11月15日に発売する予定となっている。低価格化を実現したのは、光源ランプをプリズムを通した設計に変更したり、高性能プラスチックレンズを用いたためだという。
構造や部材がコストダウンされた一方で、心臓部に劇場用のデジタルシネマプロジェクターと同じ解像度をもつホームプロジェクター用のネイティブ4Kパネル“4K SXRD”が採用された。これにより、フルHDパネルでは表現できない高精細かつ自然な表現が可能となっており、被写体の輪郭や微妙なディテールまでクリアに描き出されるという。
従来モデルのほぼ半額といっても、84万円という価格は家庭用としてまだ決して安くない。とはいえ、リビングに映画館のような映像を映し出す4Kプロジェクターが、このモデルで現実味を帯びてきたといえるかもしれない。