昭和40年男だったらこの顔にグッと来るはずだろうと、つい先日撮ってきた。ヤマハ発動機との打ち合わせが数件たまっていて、エイヤッと片付けるために静岡県磐田にある本社に出かけてきた。本社に隣接して「コミュニケーションプラザ」と称するヤマハのすべてを丸ごと見られる楽しい施設がある。ここの1階にドーンとコイツが展示されていて、打ち合わせの合間に観に行ってうっとりしながらシャッターを押した。
かつて本誌の企画、“東海道徒歩の旅” でも立ち寄らせてもらい、相棒の編集部金子は涙を流して感激していた。僕も同じく、初めてここで見た時は震えたものだ。これはなんと、1967年の東京モーターショーに出展されたものである。ショー向けの特別なペイントで、ゴールドモデルは3台しか作られなかったそうだ。このモーターショーのために2台と、さらに2年後のモーターショーのために1台の計3台しかない。その内の貴重な1台である。それにしても、今でも全く古さを感じないこのデザインは素晴らしい。しかもこの車両は年に一度は走らせている現役車なのである。さすがヤマハ発動機だけあって、エンジンをキチンと維持することは朝飯前 (!?) なのだ。その勇姿とサウンドは痺れるもので、こうして展示されているのを眺めるのでも十分ありがたいが、走っている姿はもう涙がチョチョぎれる。
思い出すのは、初めて麦球を使って組み立てたプラモデルがこのトヨタ・2000GTだったこと。光った時の感激ったら、初めてマブチモーターを積んだ時と同じくらい大きく、今もハッキリと覚えている。なんともシンプルなものに感激していたのだな、俺たちは。この車両を見る度にあの日の感激が蘇るのだから、安上がりな昭和40年男なのは、きっとみなさんも一緒ですな (笑) 。
おぉっ!!これは前期型の面構え。
前期か後期か忘れましたが、唐沢寿明さんがクーラー付きの2000GT持ってるんですよね。
私はトミカ持ってます。w