昭和40年生まれの俳優・本木雅弘が、14年ぶりに復活するドラマ『抱きしめたい!Forever』に声で出演する。
以前に本誌vol.18(連載特集『夢、あふれていた俺たちの時代-昭和63年-』)でも取り上げたドラマ『抱きしめたい!』は、昭和40年男が23歳の年、1988年(7月7日~9月22日)に放送され、平均視聴率18.1%を記録した“トレンディドラマ”の先駆けとなった作品だ。
主演の浅野温子と浅野ゆう子は“W浅野”と呼ばれ、我々にとってはちょっと年上の男勝りなカッコいい女性と映り、世の若い女性たちにとっては憧れの存在で、ライフスタイルやファッション、ヘアメイクをこぞってマネたりするほど大変な人気を集めた。
同ドラマに当時、浅野温子演じる池内麻子に憧れ続ける年下のボーイフレンド・山下純役で本木雅弘が出演していたのは覚えているだろうか。今回、14年ぶりの復活となる『抱きしめたい!Forever』で本木は声の出演で参加するのだそう。
物語は、54歳になった主人公2人の半世紀にわたる友情や新たな恋愛などが描かれる。圭介(岩城滉一)の浮気で傷つき、麻子(浅野温子)の家に押し掛ける夏子(浅野ゆう子)。今回はなんと、圭介に幼い隠し子がいることが発覚し、夫婦は危機に。一方の麻子にも新たな恋が訪れる…ようだ。
また、スタッフには、本誌でインタビューをさせていただいた当時の『抱きしめたい!』のプロデューサー・山田良明氏(現・共同テレビ代表取締役社長)と、大多 亮氏(フジテレビ常務取締役)、演出も当時監督を務めた河毛俊作氏(エグゼクティブディレクター)といったそうそうたるオリジナルスタッフが顔をそろえる。ドラマの一時代築いたスタッフたちが、“今”の時代に『抱きしめたい!』をどのように描きだすのかにも注目したい。
■ドラマ『抱きしめたい!Forever』
放送日:10月1日(火)午後9時から
放送局:フジテレビ系