Sony Europe Limitedは、ヘッドホン型ウォークマン『NWZ-WH505』と『NWZ-WH303』を10月より発売する。
ヘッドホン一体型といえば、スポーツシリーズとして防水型のWシリーズがラインナップされているが、これらが後頭部を通すネックバンド型なのに対し、オーバーヘッドスタイルとなっていて、全く異なるシリーズであることが見た目からもわかる。
単体のヘッドホン型ミュージックプレーヤーとして使用できるのはもちろんのこと、スマホやiPodなど他のプレーヤーを有線接続すれば、通常のヘッドホンとして使うこともできる。また、アーム部に外部スピーカーも搭載しているため、ヘッドホンを頭にかけていない状態でも音楽を楽しめるのが非常にユニークだ。
バッテリーはフル充電で最大連続20時間の再生ができる他、3分間のクイックチャージでも1時間程は再生できる。毎朝、出勤前の充電でも十分にもちそうなのもうれしい。
『NWZ-WH505』と『NWZ-WH303』の機能面での違いは、メモリー容量が16GB/4GBと異なる他、ドライバーユニットがφ40mm/φ30mmと音質面でも差をつけている。また外観では上位モデルの『WH505』にはイヤーパッドの外側に非常に美しいヘアライン仕上げが施されており、ソニーらしい所有欲をくすぐる造形となっている。また、下位モデルの『WH303』のみホワイトが用意される。
実は筆者はiPod shuffleをヘッドホンにクリップして使っていて、ケーブルレスヘッドホンの便利さを日頃感じているが、見た目にはあまり格好のいいものではないので、一体化されている商品があれば、ぜひ欲しいと思っていた。無線接続で音楽を楽しめる製品も多数あるが、音質や電源のことを考えると積極的になれずにいたのだ。この製品はその点でも非常に満足度が高そう。ぜひ国内でも販売してほしいところだ。
2013/9/26 追記
ソニーは『NW-WH303』を10月19日より国内発売すると発表した。