タミヤは、1/10電動RCカーシリーズとして『ラ フェラーリ』を2種類のシャーシで10月19日に発売する。
ラフェラーリは、今年になってワールドプレミアされたフェラーリのフラッグシップモデル。F40、F50、エンツォフェラーリと続いた歴代限定車の後継モデルに相当し、世界限定499台のみが生産される予定の、まさにプレミアムなスーパーカーだ。F1の技術をフィードバックしたというフェラーリ初のハイブリッドシステムとなる「HY-KERS」を搭載している。6,262ccのV型12気筒エンジンは、F12ベルリネッタと共通ながら、最高回転数を引き上げることで最高出力は60馬力UPの800馬力。これに120kW(163馬力)の電気モーターを2個組み合わせて、合計で最高出力963馬力、最大トルク91.8kgmを発揮するモンスターでもある。
これを早速RCモデルとして2種類のシャーシに載せて発売するのがタミヤだ。一つは横置きモーターによるトラクション安定性を獲得した新シャフトドライブ4WDのTB-04シャーシ。シャフトドライブ4WDの駆動効率のよさを生かしつつ、ハンドリングを向上させた4WDツーリングカー用シャーシで、走行用バッテリーを右に縦置きし、モーターを後部左に横置きして加速時の安定性を確保。ショートリバーシブルサスアームを使用したダブルウィッシュボーン4輪独立サスペンションを採用している。前後にモジュール化したギヤデフも装備し、ストレスフリーな走行フィールを追求。レースでのラップタイムを確実に削り取れる、ハイパフォーマンスシャーシだ。
もう一つは、同じくシャフトドライブ4WDながら走行用バッテリーを左に、モーターを右に縦置きしたベーシックタイプのTT-02シャーシ。コントローラブルで組み立てやすく、整備もしやすい構成だ。
いずれのシャーシに搭載されるボディも、彫りの深いダイナミックな面構成をしっかり再現されており、特徴的なドアミラーも別パーツで用意するなど、ディスプレイにも耐える仕上がり。実車はちょっと無理だけど、ラジコンでその走りを堪能してみるというのはいかがだろうか。価格はTB-04タイプが2万9,190円、TT-02タイプが1万3,440円。