昭和40年生まれの俳優・石丸幹二が12月7日から公演のミュージカル『モンテ・クリスト伯』に主演を務める。
石丸は幼少の頃からピアノ、スネアドラム、トロンボーン、サクソフォーンなどに触れ、高校では音楽コースでチェロを学ぶ。卒業後、東京音楽大学音楽学部器楽科へ進学し、サックスを専攻するが、3年時に中退。1987年に東京藝術大学音楽学部声楽科に入学し、90年に劇団四季『オペラ座の怪人』ラウル・シャニュイ子爵役でデビューをはたし、91年に東京藝術大学を卒業する。卒業後は、劇団四季にて舞台俳優として活動を続け、07年に同劇団を退団し、09年より俳優活動を再開。また舞台のみならず映像の世界へも幅を広げる他、2010年には初のソロアルバム発売しソロコンサート開催と、音楽活動も本格的にスタート。6月には2ndアルバム『Love Songs』をリリースしている。
その石丸が主演を務めるミュージカル『モンテ・クリスト伯』は、『巌窟王』のタイトルでも知られるアレクサンドル・デュマの名作小説を、『ルドルフ ザ・ラスト・キス』などを手掛けたフランク・ワイルドホーンとジャック・マーフィのタッグがミュージカル化したもの。石丸は主人公のモンテ・クリスト伯を演じる。時代は19世紀初頭、フランス皇帝ナポレオンがエリバ島に流された頃。罠にはめられたモンテ・クリスト伯は謀反罪で獄に幽閉されてしまう。そして脱獄したモンテ・クリスト伯は復讐を開始する…という、復讐に燃える男の物語だ。
石丸といえば昭和40年男のなかにも楽しみに見ている人も多いのではないだろうか。現在放送中の話題のドラマ『半沢直樹』(TBSテレビ系)で、主役の半沢直樹の上司役・浅野支店長で登場した。ふだん、どちらかというと善人役を演じることが多い石丸だが、『半沢直樹』では浅野支店長という卑劣な役柄を皮肉たっぷりに演じドラマをおおいに盛り上げた。時折、見せる家族想いな一面や心の弱さなど、人間のさまざまな側面も見事に表現し、魅せてくれた。ドラマの終盤では、復讐に燃える半沢に“倍返し”され、海外へと出向を命じられ、まっしぐらに突き進んで来た出世街道をはずれる…のだが。
石丸は、半沢直樹での浅野支店長役と今度は真逆の、復讐に燃える男・モンテ・クリスト役を演じる。石丸の迫真の演技を観に劇場へ足を運びたい。
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石丸幹二さん良いですよね~。若い頃より一段と深みが増して素敵ななられました。
歌声を聞いてこんなにもこころがいえ魂が震える方は初めてでしたし、
あの少年のような瞳が大好きです