パナソニックは、天井の照明器具に取り付けて使用するワイヤレススピーカー『SC-LT200/LT205』を10月11日より発売する。
天井から音が聴こえるという、カフェのBGMのような音楽の楽しみ方を自宅のリビングなどで味わえる製品。照明用の配線器具を利用して取り付けるという、ひと味変わったスピーカーで、現在使っているシーリングライトやペンダント型の照明器具と、天井の配線器具の間に設置する。薄い円盤型で目立たずシンプルなデザインのため、場所をとらず部屋の雰囲気を変えることもない。
スピーカーユニットは4方向に配置されているので、音楽が部屋全体に広がる。また、音楽そのものによって階上や隣室へ振動が伝わるのを抑制するための振動キャンセラー機能も搭載。右側音声(R)スピーカー同士と左側音声(L)スピーカー同士をそれぞれ向かい合わせに配置することで互いの振動を打ち消す仕組みだ。
再生機能については、スマートフォンなどのBluetooth対応機器に保存した音楽をワイヤレスで再生できる。NFCに対応しているので、専用アプリ「Panasonic Music Streaming」をインストールして付属のNFCタグとタッチするだけで本製品との接続が完了。部屋の壁などにNFCタグを貼り付けておけば、部屋に入ったときにすぐタッチして接続できる。また、同社製のBluetooth対応のテレビならばテレビ音声も出力できる他、『SC-LT205』ならば付属のワイヤレス送信機を使えば、Bluetooth対応テレビでなくても本機と接続可能だ。
配線工事が必要なく、目立たずに天井から360度に広がるサウンドを実現してくれる本製品。新しい視聴スタイルの提案といえそうだ。価格はオープン、実勢予想価格は『SC-LT200』が3万円前後、上位モデルの『SC-LT205』が3.5万円前後。