昭和40年生まれのミュージシャン・大槻ケンヂ、TOMOVSKY、人間椅子が9月14日に青森・夜越山スキー場で開催される『AOMORI ROCK FESTIVAL’13 ~夏の魔物~』に出演する。
大槻ケンヂは、1982年に中学の同級生だった内田とふたりでバンド・筋肉少女帯を結成。同年4月には東京・新宿JAMでライブデビューし、折からのインディーズブームとともに人気を博し、都内のライブハウスを中心にライブ活動を加速させる。そして88年にアルバム『仏陀L』でメジャーデビューを果たし、89年に橘高がギターで加入し、次々と作品を発表する。なかでも『元祖高木ブー伝説』はチャートインし、話題を呼んだ。以降、ベストアルバムを含む14枚のアルバムを発表するなど活躍を続けた。バンドは98年に活動を一旦停止したが、2006年に活動を再開し、翌年には10年ぶりのアルバム『新人』をリリースし、日本武道館公演や大型フェスに参加するなど精力的に活動を展開している。
TOMOVSKY(トモフスキー)こと大木知之は、80年代の『平成名物・いかすバンド天国』(通称:イカ天)から始まったバンドブームのさなか、1986年にバンドを結成し、89年に『カステラ』という名でメジャーデビューした。同期にはX(現・X JAPAN)やリンドバーグ、THE BOOM、フリッパーズギター、ボ・ガンボスなどがいる。カステラの歴史で今も語り継がれているのが、91年12月31日に行なった“カウントダウン108曲ライブ”だ。煩悩の数に合わせ、1曲終えるごとに鐘をならすという4時間を超えるライブを決行し、当時話題となった。その後、93年にバンドは解散し、大木は95年にミニアルバム『WALTZ』を『TOMOVSKY』名義でリリースし、本格的にソロ活動をスタート。現在もTOMOVSKYの名で精力的にライブを行なう一方で、他アーティストへの楽曲提供などで活躍を続けている。
そしてバンド・人間椅子に所属する和嶋は中学時代から交流のあったベーシスト・鈴木研一とともに、大学在籍時にロックバンドを結成した。そして1989年に出演した『平成名物TVイカすバンド天国』(通称:イカ天)がでその音楽性が高く評価され、1990年に『人間失格』でメジャーデビューをはたす。その後、インディーズでの活動やメンバーチェンジなど度重なる困難を乗り越えながらコンスタントにライブやリリースを重ねてバンド活動を続けている。2012年には、ももいろクローバーZのシングル『サラバ、愛しき悲しみたちよ』に収録された『黒い週末』でギターで参加し話題を呼んだ。
その3人の昭和40年男たちが出演する同フェスは、2006年に第一回が開催され今回で8回目を迎える。『弾き語り&DJ』『道場ステージ』『赤コーナー』『リングの魂』『青コーナー』の5つのステージにわけられ、TOMOVSKYはヘッドライナーを務める予定だ。開催の頃には少し暑さも落ち着き秋風が吹きはじめる頃だろうか。旅行がてら足を伸ばしてフェスに参加してみては。
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