浜松よりクライアントが来社してくれ、せっかくだからと昼食に出かけた。そこでまず、食事前に豆乳を飲む男と牛乳を飲む僕。そう、この2人は血糖値が気になるから“食前の胃にブロック作っちゃう作戦”は欠かせない。そこから始まった4人の不調が出るわ出るわ、豆乳の彼がまず、つい先日両足ふくらはぎに肉離れを起こしたことから長い会話が始まった。
夏休みに入った初日に観に行ったライブでのこと。ジャンプするのが恒例の曲があるらしい。うむうむ、そういったお約束っていいものだね。好きなミュージシャンの大好きな曲だからと、当然彼は他の客と一緒にジャ〜ンプ。そして着地の瞬間に両足ふくらはぎに痛みが走ってしまった。肉離れと診断されて、完治までは結構な時間がかかるらしく、まだ痛みは続いているそうだ。ちなみに昭和42年男だ。
それを聞いた彼の上司で昭和41年男が、膝のじん帯が伸びてしまったと切り出し、装具を作るかと医者にいわれたのをひとまず逃げているとのこと。ただ、ガクガクと外側に曲がってしまうとえらく痛むのだそうだ。それを聞いた昭和49年男である我が社の後輩もやはり膝が悪くてサポーターを常に巻いていたが、コンドロイチンの錠剤を飲み始めたところバッチリだそうで、現在はサポーターを外しても大丈夫なまでに回復したそうだ。こうしたなにがどのように効いたとの実体験は参考になる。
みんな若くないのだなと僕もここしばらく苦しめられている腰痛のことを切り出した。カバンをいつも右肩にかけてしまう習慣があり、パソコンを持ち歩くようになってジワジワと腰痛がひどくなってしまい、今では腰をトントンする仕草がすっかり似合うようになってしまった。そして身長が4㎝以上縮んでいることを白状すると、ヘルニアが危険だとの忠告を受けた。これは前述の肉離れ男の言葉で、彼もヘルニアを発症してしまい、現在なんとか押さえ込んでいるとのこと。それにしても2つ下なのに、血糖値にジャンブで肉離れ、そしてヘルニアとはずいぶんと抱えているものだ。そんな不調のデパートのような男でさえ真剣に心配するほど、4㎝はマズイらしい。「でも、縮んだのは胴だから相対的に足が長い男になったはずだ」と笑いを取る僕だったが、その後も整形外科に行きMRIで見た方がいいと説得され続け、腰痛もここから来ているのかもしれないと一同に言う。
僕はこんな本を買ってきて、これで克服すると打ち明けた。この月刊『VOLT』は最近注目を浴びている健康雑誌で、これまでも立ち読みしては(すみませぬ)参考にしてきた。今回は付録に『腰トレバンド』なる腰痛克服アイテムがついて、特別定価といつもよりも高いが、この付録があれば買いだと即レジへと運んだ。付録付きだから縛ってあって立ち読みができないことも購入に一役買ったが。『昭和40年男』では、これまであまり真剣に付録のことを考えてこなかったが、こうして自分がユーザーの立場になると『腰トレバンド』がついて50円増しは痛くも痒くもない。そんなわけで『昭和40年男』に付録もアリかなと真剣に考え込んでいる。
この本によると日本の腰痛人口は2800万人とのことで、先の男4人たちも共通して腰痛に苦しんでいるから2800万分の4が集結したことになる。僕以外の3人は治療経験があり、しかも針が効くとか電気がいいとか、僕にとっては考えられない物騒な治療を施している。やれやれ、なんだかよけいに痛くなっちまった。
自分のギター、あ~ぁレスポールでなくてよかったぁ~(>▽<)