円谷プロダクションは、『恐竜大戦争アイゼンボーグ』最終巻(VOL.8)に、主人公・善役(声)の上 恭ノ介と、愛役(声)の麻上洋子の対談を収録した特典DVDを添付する。
『恐竜大戦争アイゼンボーグ』は、『恐竜探険隊ボーンフリー』に続く「円谷恐竜シリーズ」の第2作。70年代後半に巻き起こった“恐竜ブーム”を背景に、円谷プロが新企画として放った“恐竜シリーズ”は、上記2作品に『恐竜戦隊コセイドン』を加え円谷恐竜三部作と位置づけられている。
『アイゼンボーグ』は1977年の放映なので、昭和40年男は小学校6年生の頃か。この頃は特撮やアニメから興味が別のものへと移っていて、覚えていないという昭和40年男も、もしかすると多いかもしれない。
本作のドラマパートはアニメーションで描かれ、特撮パートは実写にて撮影されるという“立体アニメ”という手法を採用し、独特な世界観で構築されているのが特徴。前シリーズ『恐竜探険隊ボーンフリー』とは違い、本作では恐竜が人間を襲うという設定に変更されており、物語は善と愛の兄妹愛等を軸にシリアスな展開が進む。中盤以降は巨大ヒーローのアイゼンボーが登場し、敵が恐竜軍団から恐竜を改造した怪獣軍団へと変遷、より娯楽的な内容に変化していく一方、コミカルな側面の話も加わり、硬軟織り交ぜた作品として知られている。
すでに第1弾として6月より毎月リリースされている『恐竜大戦争アイゼンボーグ』だが、この第7巻(VOL.7)の初回封入特典として、制作当時の資料をリサイズ復刻した「番組企画資料BOOK(44P)」が付属されることになった。また、最終巻となるVOL.8には特典DVD〈SPECIAL DISC〉を収録することが決定した。
この特典DVDには、主人公・善役(声)の上 恭ノ介、愛役(声)の麻上洋子による、放送以来35年ぶりの再会となった対談や、メカニックデザイン野口竜によるロングインタビューを収録。対談では、「愛と善の設定は兄妹だったのに、ずっと恋人だと思って善に話しかけていた」(麻上)「それでずっと色っぽかったんだ!」(上)という驚きのエピソードも飛び出すなど、いまだからこそ語ることのできる思い出や制作秘話を知ることができる。
興味がある方は、これを機にぜひ入手してみてはいかがだろうか。