公衆便所はその国の品格を現すものだとつくづく感じる。たいした海外経験があるわけじゃないから、あまり偉そうに言えないが、中国で訪れた都市、上海と広州は双方ともにひどかった。上海は万博以前のことだから、開催を境にしてましになっているかもしれんが、それはひどいものだった。100メートルくらい離れていても、鼻がひん曲がるほどの悪臭が漂っている。とてもじゃないが入る気どころか、近づく気にもならん。国際都市広州も同じようなもので、噂のトビラのない便所をたくさん目撃した。
アジアでは韓国にも行ったが、中国ほどでないにしろひどいところが多く、台湾が比較的ましだったかな。初のヨーロッパとなったイタリアのミラノは、行きゆく人や街並の美しさからきっとキレイだろうとの予測が見事に外れ、ひどい上に一部有料だった。入り口にある番台のようなところにおばちゃんが座り、入ろうとすると大か小かを問われて、それによって値段が異なる。言葉がまったくわからないから、股間に手をあてて小を仕草で伝える姿は我ながら笑えた経験だ。
僕が行った海外の国々で、日本のトイレよりレベルが高いところはない。世界に誇れることだとも思っている。僕が住んでいる多摩川沿いの土手にあるトイレでさえ、キチンとペーパーがセットされていて、さすがに若干の臭いは気になるが、清掃はいつも行き届いている。駅のトイレだって、公園だってほとんどがきれいに保たれていて気持ちいい。そういえば、つい20年くらい前までは、ポケットティッシュが必需品だった。酒呑みの僕にとって、朝の移動中に下腹部に差し込む痛みはしょっちゅうのことで、駆け込んでティッシュが無いなんてのは惨劇になってしまう。だから、カバンとポケットには常に入れていたが、それも今となっては遠い昔のこと。最近のトイレでは紙の心配はまずいらない。だからこんなものは久しく見ていなかった。なんと新大阪の地下街食堂街に堂々と設置されていたのだ。いうまでもなくペーパー販売機で、思わずシャッターを切るほど最近は見なくなった。観光客が多い新大阪だからこそ、キチンと無料で設置していただきたい気がするが、これが大阪商魂の主張だとするのなら、ある意味PRになるなと妙な解釈をしたのだった。
昭和40年生まれって本当にレイシストばっかで中韓とかの悪口いっている馬鹿なネトウヨのイメージしかないな。
以前聞いたことがあります。
ペーパーを設置すると持っていく人が多いとのこと。
なので大阪ではトイレの備品に店名が書いてある店が多いです。
ペーパーはもちろん汚物入れ、消臭剤まで…
あとドアの上部にストッパーを兼ねたハンガーがあると思います。
大阪ではこのハンガーに引っ掛けたカバンや衣類を盗む事件が横行していました。
すぐに飛び出せないタイミングを狙って上から盗むのです。
以前はドアのハンガーに盗難注意の注意書きがありました。
最近ドア側ではなくて壁側に付け替えられています