昭和40年生まれの俳優・石丸幹二が現在開催中の写真展『アンドレアス・グルスキー展』で音声ガイダンスを務めている。
石丸は幼少の頃からピアノ、スネアドラム、トロンボーン、サクソフォーンなどに触れ、高校では音楽コースでチェロを学ぶ。卒業後、東京音楽大学音楽学部器楽科へ進学し、サックスを専攻するが、3年時に中退。1987年に東京藝術大学音楽学部声楽科に入学し、90年に劇団四季『オペラ座の怪人』ラウル・シャニュイ子爵役でデビューをはたし、91年に東京藝術大学を卒業する。卒業後は、劇団四季にて舞台俳優として活動を続け、07年に同劇団を退団し、09年より俳優活動を再開。今年12月にはミュージカル『モンテ・クリスト伯』で主演を務めることが決まっている。また舞台のみならず映像の世界へも幅を広げる他、2010年には初のソロアルバム発売しソロコンサート開催と、音楽活動も本格的にスタート。6月には2ndアルバム『Love Songs』をリリースしている。
また石丸といえば現在放送中の話題のドラマ『半沢直樹』(TBSテレビ系)で、主役の半沢直樹の上司役・浅野支店長で登場し、第1話でこそカッコいい上司であったが(それも最初の方だけ)、以降は自らのミスなどをすべて部下に押しつける卑劣な役柄を皮肉たっぷりに演じた。
その石丸が現在、東京・国立新美術館で開催している写真展『アンドレアス・グルスキー展』で初のナレーションに挑戦している。グルスキーはドイツの現代写真を代表する写真家で、同展では1980年代の初期作品に始まり、新作までが展示され、石丸の音声ガイドと供にグルスキーの写真世界の魅力が余すことなく紹介されている。来年2月には大阪・国立国際美術館でも開催予定。
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