トレックは、27.5インチのホイールサイズを持つニューモデル『Slash 650b』、『Remedy 650b』を発表した。
MTBでは、高い走破性をもつ29erと呼ばれる29インチモデルが話題となって久しい。特にクロスカントリーモデルを中心に普及が進んでいるが、従来からある26インチの取り回しのよさも捨てがたい。そこでこれらを兼ね備えたMTBの新規格として“650b”と呼ばれる27.5インチのホイールサイズが昨今人気を集めている。各メーカーが続々とこの650bモデルを投入するなか、トレックからも待望のデビューとなった。
今回発表となるMTBは、前後ストローク160mmの『Slash 650b』と140mmの『Remedy 650b』の2モデル。グローバルでは、フロントサスペンションのみ装備し、リヤはリジッドタイプの“ハードテール”や100mmストロークのモデルは29インチがますますシェアを伸ばしているが、160mmと140mmカテゴリーについては、650bでシェアを伸ばしているという。今回のニューモデルは、こうした流れに沿ったものといえそうだ。
『Slash 650b』は、BB位置が低く、ヘッドチューブを寝かし気味に設計したジオメトリーで、ダウンヒルマラソンのようなエンデューロ系モデルとして威力を発揮。一方の『Remedy 650b』は、OCLVカーボンフレームをもつRemedy 9.8と、アルミフレームのRemedy 9 、Remedy 8をラインナップ。バイクを自分自身で操りながらテクニカルなトレイルを堪能したいライダーに最適なモデルとのこと。
29erは大げさに感じてしまうという人にとっても、27.5インチなら挑戦しやすいかも!? 納期は9月初旬~10月初旬を予定しており、価格はそれぞれ以下のとおり。
Slash 8 650b 54万9,150円
Remedy 9.8 650b 64万,500円
Remedy 9 650b 51万9,750円
Remedy 8 650b 38万,100円
※TREKの表記に間違いがありました。御指摘いただいたので修正いたしました。失礼いたしました。