シャープは、電子ノートの新モデル『WG-N20』を8月8日より発売する。
液晶画面に付属の専用ペンでメモを書き込む、手書きに特化したアイテムで、すでに発売されている『WG-N10』の上位モデルに位置付けられる。新たに最大2,000ページ分の手書きノートデータを保存できるようになった他、用途に合わせて使い分けられる9種類のノートフォームを内蔵していたり、4桁の暗証番号で画面ロックできる機能などが追加されている。
スマホやタブレットの普及が進む現在でも、手書きのメモ帳やスケジュール帳を愛用する人は多い。手書きならノールックでメモ弾幕が可能だし、思いついたその場ですぐスピーディに書きこめるという点でも、メリットが多い。だが、メモが多くなるとかさばるし、必要なメモを探しだしたり、整理するのが面倒だったりする。また、PCやモバイル機器の操作に慣れていると、間違えたときなど、つい戻るボタンとか押したくなる場面もある。最近は『ショットノート』など、手書きメモを画像化して扱うアイテムも登場しているが、撮影環境やスマホの撮影性能によってはとても見ずらいこともある。
そんな「手書きの良さ」と「デジタルの便利さ」を融合したのがこの『電子ノート』だ。ミニタブレットほどのボディにタッチパネルに対応した6インチ、600×800ドット、モノクロ16階調のメモリ液晶を搭載。バックライトのない反射型液晶でバッテリー消費を抑えている。ここに付属のペンを使って細かい文字でも滑らかに書きこむことができる。スイッチオンですぐに起動するので、起動待ちでイライラすることもない。1回の充電で約30日間使用可能(1日に記入40分、表示80分、合計2時間使用の場合)で、付属のmicroUSBケーブルを使ってパソコンに送ることもできるので、印刷やメールへの添付もできる。今時はWi-Fiでの通信機能は欲しかったところだが…。また、最近は手書きに特化したタブレット『enchantMOON』などもリリースされており、これらと競合しそうだ。
サイズは111×9.9×155(mm)、重量は専用カバー、スタイラスペン込みで約315gカラーは白と黒の2色で、価格はオープン。
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