ヤマハ発動機は、スポーツタイプの電動アシスト自転車『PAS Brace XL』を8月30日より発売する。
PAS Braceシリーズは、長距離走行を快適に楽しめる本格派スポーツモデルで、内装8段変速機や、フロントディスクブレーキ、フロントサスペンション、セミスリックタイヤなどを装備して人気を集めてきた。2013年モデルとなる『PAS Brace XL』では大容量12.8Ahリチウムイオンバッテリーと急速充電器を新たに採用したのが最大のトピックスといえよう。
このリチウムイオンバッテリーは、容量アップによって従来比142%となる74kmの長距離走行が可能となった。また、急速充電器はフル充電まで約3.5時間と、充電時間も大幅に短縮している(通常充電器では6.5時間)。バッテリーは最大で約900回の耐久性をもつという。
また、従来のトルクセンサーとスピードセンサーに加え、ペダルを回す速さをセンシングする新開発のクランク回転センサーを装備することで、リアルタイムに繊細に乗り手の動きを感知し、これまでのパワフルさはそのままに、より自然なアシストが実現されている。
さらに、バッテリー残量や走行スピード、アシストパワーに加え、電動アシスト自転車初となる消費カロリー・残りアシスト走行可能距離を表示する大型液晶マルチファンクションメーターを装備。走行モード切替えやライト点灯も手元のボタンで操作可能だ。
この他、高い制動力とコントロール性を発揮するディスクブレーキ、路面の凹凸による衝撃を吸収するフロントサスペンション、セミスリックタイヤなど、スポーティな走りに相応しい装備は従来通りだ。健康が気になるという昭和40年男なら、通勤用に一つ用意してみてはいかがだろうか。カラーバリエーションは青、白、黄、黒の4色で、価格は15.8万円。