週末にイベントの仕事で福岡に出かけてきた。ありがたいことにイベントや取材のため、もうかれこれ20年近く、全国各地を巡ることができている。機材を積み込むためにクルマでの移動がほとんどなのも、せまいといわれる日本の規模を知ることができる貴重な時間で、ケツが痛いのがやや難点ではあるがありがたい経験を積み重ねている。今回も夜に浜松町を出発して、移りゆく景色を楽しみながら昼過ぎに到着した。
東京が好きで、ここから離れて暮らすことは一生ないとは思うが、もし別の街で暮らすとしたらどこだと問われたら、迷うことなく福岡博多と答えるだろう。もうサイコーなのである。ちなみに第2位は高知、第3位は福井かな。今後、全国を巡っているうちに順位に動きがあるかもしれないし、年齢によっても微妙な変化が生じるかもしれないが、福岡の転落はまず考えられない。と、そのくらい好きな街だ。
今回初めて、福岡タワーから博多の街を一望した。ちなみに向かって僕の左肩あたりに広がっている住宅街が、福岡1のお金持ちタウンとのこと。フェラーリの保有率が全国トップだとガイドの方は笑っていた。
さて、なんで博多なのか。まず、人がいい。奥ゆかしくてあたたかくて、でもって明るい方が多い。ナイスガイと呼べる人が実に多いのだ。祭に熱い街だということが、これに強く関係していると思っている。上下関係や男女といった、決定的な差異を祭は自然と教えてくれるものだ。そして、人が人として「せねばならぬ」ことや「周囲への優しさ」も、子供の頃から祭を通じて叩き込まれるのである。祭に生きる人間に勝手な行動は許されない。奥ゆかしさを感じさせるとしたが、それはあまりにもワガママになってしまった現代社会との対比からそう感じさせるのだろう。そして、芯の強さも博多っこたちの素晴らしさである。
次に、食い物がうまい。なにを食ってもうまくて安い。今回ガイドの方に教わったのは、うどん発祥の地だということ。いつもラーメンばかりすすっていたが、今回は2食いただいた。あごだし(トビウオ)が癖になるおいしさで、カツオだしばかりの江戸っ子には新鮮である。豚骨ラーメンももちろん絶品で、意外とさっぱり系が多くを占める。漁港が近いから魚は多種多様にあり、鳥メニューの豊富さも誇るほどであり、ともかく飽きることのない味の世界が楽しめる。行ったことがない方には、一食でも多く取るような、長い滞在をおオスメしたい。
そしてこれが決め手だ。ねーちゃんがキレイ(笑)。博多美人とはよく言ったもので、ホント、これほどの美人率を誇る街を僕は知らない。さらにスタイル抜群の方が多く、逆に太めの女性が珍しく感じるほど。おいしいものがこれでもかとある街で、なんでこれほどの美貌が保てるのかと不思議に思うほどである。ドッキドッキのきれいなねーちゃんとすれ違いながら街を散策するだけで、もう幸せ気分なのだ!! また来年、そのままで待っててくれよ、博多。いや、来年といわんでぜひ『福岡博多秘密基地』を開催したいものだ。エントリーしてくださる飲食店やイベンターさん。立ちあがれーっ!!
気がつかっしゃったですか。
もうちょっとおらっしゃたら山笠ば見られたとに。
次号楽しみにしとります。