「委員長、さぶいですね」
こんなセリフを堂々と展開するマンガが、今どきあるだろうか。チャンピオン全盛期を支えた作品の一つ『750ライダー』は、昭和40年男にとって馴染み深い作品である。ヒロインの「委員長」は、僕らの永遠の女神様で、今回 (vol.20) の 特集『俺たちをドキドキさせた 女神たち』のラインナップにはなくてはならない存在だ。僕にとって、そしてきっと皆さんにとっても理想の女性像だろう。
明るくて元気で、可憐で素直で、かわいくてあたたかくて、菩薩様のようで慈悲深い。まさに完璧な、女神の中の女神である。「バイクがすべてのような光なんかに、なんで想いを寄せてしまったのですか委員長。僕だったら委員長のためだったらバイクだって何だって降りますよ」と、そんな僕なんかには委員長は絶対に惚れない。あんな光だから、包み込んでしまいたくなってしまった委員長だ。そこだけが彼女の欠点である (笑) 。
今回取り上げたことで、あらためて『750ライダー』が僕らに与えた影響の大きさを再認識した。学校に行く途中にどうしても茶店に寄りたくなってしまうのはピットインのせいであって、僕らは小学生で見たあの世界を手に入れたかっただけ。僕も高校生になったらステキなマスターがいるベースキャンプを手に入れるんだと思ったものだ。そして実際に高校生になってそれを実現させて、チョクチョク寄るようになったのは、決してサボりたいとか、かったるいなんてことじゃなく、憧れの実現だったのだ。
それとバイクに強い憧れを持った。高校に入ったらバイクに乗って海へ夕日を見に走らせることを誓った。思いついた時にフラッとどこへでも行ける、これこそが自由なんだと認識させた光の影響は大きく、この時代はノーヘルだったから余計にそう感じさせた。バッシュで乗っているのもなんだかカッコ良かった。茶店、バイク、そして最高の女神という、男が男でいるための3点セットをしっかりと手にしている上に、親友の順平までいるという幸せを、僕も高校に入ったら…なんて夢描いたのである。そう、光は人生の目標だったのだ。
決して派手な魅力でなかったものの、僕らの心の一部とまでなっている作品だ。今回は作者の石井いさみ先生にじっくりと話を聞きながら、『750ライダー』独特の世界、そして委員長の魅力について6ページにわたってお送りする。乞うご期待ですぞ。
ビジネス界の最悪世代は、昭和40年生まれであることをもっと多くの人に知ってもらわんとね。
ついにアンチ昭和40年が登場!それだけ広まってきたということでしょう。
あの4本マフラーは小さい子供の頭に刷り込まれましたね。あれが自分の基準。ZのマフラーよりCB。今のバイクのマフラーは・・・ついていけん。
750ライダー 懐かしいですね~ チャンピオン(秋田書店)全盛期!
ノーへル運転いいのか!?とか独り突っ込み入れてました(笑)
PS.全然関係ない話しですが、昨夜のTBS「金スマ」で林真理子でてました。
彼女の地元、代々木上原の書店が取り上げられてましたが、
そこで、なな何と!「昭和40年男VOL19=ブッチャーの表紙」が置いてありました!
わかる人しかわからないマニアックな喜びですっ!!!!
↑はい、寒いです、それが何か?
昭和40年生まれの人は、本当に寒いですね。