昭和40年生まれの俳優・津田寛治が7月14日から放送する『闇芝居』(テレビ東京)で声優を務める。
津田は北野武監督の『ソナチネ』(1993年)でスクリーンデビューをはたし、映画『模倣犯』で第45回ブルーリボン賞助演男優賞を受賞。『樹の海』で第17回東京国際映画祭特別賞を受賞するなど、映画をはじめテレビドラマやCMなどで活躍を続けている。最近では、テレビ朝日系連続ドラマ『警視庁捜査一課9係』で刑事役を演じたり、竹中直人監督作『R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私』などに出演。また映画監督としても活動しており短編映画『カタラズのまちで』を制作し、映画祭『ショートショートフィルムフェスティバル』のジャパン部門にノミネートされている。
その津田が今度は声優に挑戦。アニメ『闇芝居』は、日本中にさまざまにある都市伝説的な話を“紙芝居”にのせ、大人向けのアニメーションとして放送するというもの。この紙芝居というのは、最近では見られなくなってしまったが、かつて、自転車の荷台に紙芝居を付けて公園や学校の前で子供を相手に紙芝居を読んでくれるおじさんがいた、ソレである。紙芝居を備えつけた箱には、水あめや寒天、サンザシなどの駄菓子が入っていて、(買わなくてもいいのだが)おじさんから駄菓子を買わないと紙芝居は見てはいけないというような暗黙のルールがあったりした。そんな昭和の紙芝居に現代のデジタル映像を合わせ、さながらテレビで紙芝居を観ているような感覚を作り出し、さらにそこに1人で観るには怖いような“恐怖”のストーリーを加えたアニメーションとなるようだ。同アニメで、津田は紙芝居屋の声を演じる。放送は7月14日、テレビ東京にて深夜2時15分から。大人の恐怖アニメ、興味のある人はぜひチェックしてみてほしい。